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相馬建築のブログはこちらからご覧いただけます。完成見学会の開催情報のほか、優れた土地の取得方法や家づくり・インテリアづくりの極意といった情報を随時更新予定です。便利でお得な情報をキャッチして、理想の家づくりを叶えるためにお役立てください。

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  • 失敗しない土地選び・土地の考え方

    失敗しない土地選び・土地の考え方

    おはようございます。 相馬です。 前回お伝えしたように これから家を建てる方は、 家づくりをするタイミングで 「積立投資」を始めていただきたい と考えているのですが、 その積立資金を捻出するために 家計の中の固定費と変動費の見直しを していただくと共に、 家づくりにかけるコストも 見直すべきではないでしょうか? 原油高に伴う原材料費の高騰によって 現在はコロナ前と同じ家を建てても 500万円以上高くなっているし、 この価格も高止まりする可能性が高く、 これまで通りの考え方で家を建てていたら ただただ単純に負担が増えるだけで、 とてもじゃないけど積立投資なんか している余裕すらなくなってしまいますからね。 欲望のままにプランしていけば 簡単に予算はアップしますが、 予算を下げるのは、 この知識がないと絶対に出来ないと思うので、 大切な家族の未来を守るために 最後までお付き合いください。 予算カットの具体的手段 まず考えていただきたいことが、 「実家に使える土地が余っていないか」 ということです。 土地を買わなくて良くなれば、 それだけで1000万円近い 予算カットになりますからね。 ただ、これに関しては 感情的な理由もあるので、 無理強いすることも出来ません。 しかし、今後は 津波リスクがある場所で 土地開発が出来なくなるかもしれず、 そうなれば安全な場所の土地価格は 確実に高くなることが予想されます。 つまり、家だけじゃなく 土地まで値上がりするかもしれない というわけですね。 ゆえ、土地を買わないという選択肢を これまで以上に真剣に 考えなければいけないんじゃないかと考えています。 ただ、どうしても 土地を買わなくてはいけない方も けっこういらっしゃるかと思います。 実家に土地が余っていない方ですね。 この場合 まず心がけていただきたいことが、 特定の地域に拘らないということです。 土地が高い地域なら、なおのことです。 かつ、販売されている土地が 少ない地域の場合も。 割高な土地を買うしかない、からです。 そしてその上で 覚えておいていただきたいことが、 「南向き」や「日当たりの良さ」に拘らない ということです。 いずれも最も割高に 価格が設定されているからですね。 かつ、これらの土地に至っては、 防犯やプライバシー対策のために、 外構工事費用も家の費用も 割高になりやすいからです。 つまり、土地・家・外構の 3つ全てが割高になりやすく、 あなたに降りかかる負担が 最も大きくなってしまいやすい というわけですね。 いかがでしたか? 要は、土地が余っているなら そこを使った方がよくて、 それが無理な場合は、 地域に拘り過ぎないことと 南向き以外の土地を中心に 探した方がいいというのが 個人的な意見です。 家の明るさや心地よさは、 土地の日当たりの良さと 相関関係がほぼほぼありませんしね。 もちろん こうやって説明するのは簡単で、 実際のところはこんな単純で 簡単な問題ではないと思いますが、 家づくりの予算をカットするためには、 土地の予算カットが 家の予算カット同様に 欠かすことが出来ない要素なので、 ぜひ柔軟に考えてみていただけたらと思います。 では次回は、 土地予算をカットするための もう1つの知識について お伝えしていきたいと思います。 この知識を持っていれば、 外構費用も最小限に抑えやすくなるので、 次回もぜひご覧いただければと思います。 それでは、、、

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  • 注文住宅の頭金と借入金

    注文住宅の頭金と借入金

    家を建てるにあたり 仮にあなたが頭金として 500万円準備出来るとしても、 その資金は頭金として使うのではなく、 全額積立投資に回すべきだというのが 私自身の本音です。 というのも、 現在の住宅ローン金利、 変動0.4%〜0.8% 固定1.0%〜1.4%に対して、 積立投資の利回りは 6%〜8%ほどあると 過去150年の歴史の中で すでに実証されているからです。 そんなわけで個人的には、 これまで積立投資と縁がなかった方にも 家づくりをきっかけに 始めて欲しいと思っているわけですが、 そうなれば銀行からの借入予算だけで 家づくりをすることになるため、 弊社では家づくりの総予算が 抑えられる提案を心がけています。 おはようございます。 相馬です。 では、今回は その500万円の具体的な使い道について お伝えしていきたいと思います。 答えは簡単で全額を「つみたてNISA」に 注ぎ込んでくださいということです。 現在は年間上限額も年数も縛りがありますが、 年が明けたらその縛りがかなり緩くなりますしね。   枠を上限いっぱいまで使い切るイメージ   来年から始まる新NISA制度では、 「つみたてNISA」の枠が現行の800万円から 1800万円まで大きく広がります。 そして、これまでのNISAと違い年数に縛りもなくなります。 (これまでは20年という期間の縛りがありました) ゆえ、現在の年齢も踏まえて 何年をかけて上限いっぱいまで積み立てていくかを 考えていただく必要があります。 仮に、あなたの年齢が35歳だとして 65歳まで積み立てていくとしたら30年かけて コツコツと積み立てていくことになるので、 1800万円÷30年÷12ヶ月=毎月5万円ずつ 今後ずっと積み立てていくという感じですね。 家計に余裕があるなら、 この手元資金500万円を30年にわたって分散しながら (500万円÷30年÷12ヶ月=13,888円) 不足分である36,112円(50,000円-13,888円)を 収入の中から手出ししていただいてもいいし、 それが厳しそうなら子供たちが巣立つまでの間は、 手元資金から捻出する比率を高くしていただいてもいいし、 といった感じです。 あるいは、家を建てることを機に、 入っていても意味がないといっても過言ではない 生命保険、学資保険を見直すことによって 積み立て資金を捻出していただくのもいいと思います。 では仮に、今後30年間で1800万円という枠を 全て使い切っていただいたとして、 毎年6%ずつお金が増えていくとしたら 一体どうなるのかというと、 なんと1800万円の元本が 4977万円にまで増えることになります。 子供たちに最もお金がかかる20年後でも、 1200万円の元本が2301万円にまで増えているので、 これだけあればお子さんが2人いるとしても 教育ローンや奨学金に頼ることなく 大学に通わせてやれるのではないでしょうか。 とはいえ、積立投資は複利でお金が増えていくものであり、 複利は期間が長くなればなるほどお金が増える傾向があるので、 個人的には、このタイミングでも極力お金を引き出さず 奨学金に頼った方がいいと思っているんですけどね。 それはさておき、これから家を建てる方は 手元資金を「つみたてNISA」枠を上限まで使いつつ 積立投資をやっていただければと思います。 これをやっておけば、 定期的に必要となる外壁の塗り替え工事のために リフォームローンを組むこともなければ、 水回り入れ替えに伴う大掛かりなリフォーム工事のために リフォームローンを組むこともないでしょうし、 定期的に壊れる家電製品の買い替え費用なども この資金の中から捻出出来るようになると思います。 あるいは、積立投資によって貯まった資金で 建て替えまで出来るようになるかもしれないし、 住む場所を変えて家を建てることだって出来るかもしれません。 これを知っているかどうか、 そしてこれを実行していただくかどうかで 未来に大きな差が生まれるのは 火を見るより明らかなことなので、 ある程度お金の知識をつけてから 家づくりを行っていただければと思います。 それでは、、、、

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  • 損失回避マインドと家づくり

    損失回避マインドと家づくり

    人は「得をする」ことよりも 「損をする」ことに対して 過剰に反応する生き物だと言われています。 要は、本能的に損失を回避しようとする 生き物だというわけです。 例えば、100円玉を投げて、 表が出たら10万円が手に入り 裏が出たら5万円を失うという 賭けがあるとした場合、 確率論的に考えると、 この賭けには本来乗るべきですよね。 表と裏が出る確率は50%だからです。 つまり、この賭けを2回やった場合、 どっちも勝って20万円得をする可能性と、 どっちも負けて10万円損をする可能性もあるものの、 確率論的には半々になって 5万円得をする可能性が一番高いので、 乗るべきだということなんですが、 しかし、頭では理解していながらも、 本能的にそうは出来ないのが人ってもんですよね。 実際、自分だっていざこの勝負を目の前にすると、 おそらく怯んでしまうでしょう… おはようございます。 相馬です。 だって、もしかしたらどっちも負けて 10万円損しちゃうかもしれませんからね。 そんなことになる可能性があるぐらいなら 最初からやらない方がマシだと 思ってしまうのが普通ですよね。 そんなわけで、どうやら僕たちは 損をする可能性があるものには、 なかなか思い切って挑戦しにくいように なってしまっているようです。 実際、貯金に関しても、 全く増えないと分かっていても 絶対に減ることはないので、 とりあえず銀行に預けておけばいい というのもこの損失回避マインドだし、 保険に至っては、 長くかけておけば損をしないどころか、 もしもの時の補償まで備えているわけですしね。 そら、みんな 海のものとも山のものとも分からない積立投資よりも こっちを優先するのはごく当たり前だと思います。 まー、そうは言っても、 これから先をお金の不安をなく生きていくためには、 銀行預金や保険を掛けつつも 積立投資もしていかないといけないので、 弊社で家を建てる方には、 半ば強制的にオススメさせていただいていますけどね。 家づくりにおける損失回避 そして、こと家づくりにおいても、 この損失回避マインドは必ずあります。 と言っても、金銭的なことではなく 「後悔するぐらいなら」ってやつですが。 後から出来ないことは後悔しなくていいように 今のうちにやっておこうか、的なやつです。 仮にそれらによって 家の価格が上がったとしても、 35年ローンに慣らしてしまえば 毎月わずか数千円の負担で メンタル的な損失が回避出来ちゃうわけですからね。 まー実際は、 今後この負担増がボディブローのように 地味に効いてくるわけなんですが。 この代表的なものが、 「部屋の数」や「部屋の広さ」ですね。 もし、子供がもう1人出来たら… もし、誰かが泊まりに来たら… もし、親と同居になったら… もし、荷物がもっと増えたら… もし、収納が足りなかったら… と考えたら、予算的にいけそうなら それらに備えておいて損はない と思ってしまいますからね。 まだまだ、他にもいっぱいありますけどね。 予算的に問題ないなら、 やりたいことをとことん詰め込んでいただいても いいんですけどね。 あくまで問題なのは その損失回避マインドを満たすために、 予算的な無理をしてしまうことなので、 なかなか難しいことではありますが、 そのバランスをとりながら 家づくりをしていただけたらと思います。 個人的には、勢いに任せて一気に進むのではなく、 巷に溢れた様々な情報を 自分たちの中で咀嚼しながら進めるために ゆっくりと時間を取ることも 大事なのではないかと思います。 それでは、、、

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  • 家づくりにも必要な2つの視点

    家づくりにも必要な2つの視点

    家づくりをしていく過程では、 予算のこと、土地のこと、家のことで 数多くの意思決定が必要となるのですが、 意思決定で大切なことが 出来るだけ合理的で冷静な判断をすることです。 つまり勢いやその時の感情に任せて 意思決定をするのではなく、 常に自分の感情と一定の距離感を 持つことが大事だということですね。 おはようございます。 相馬です。 さて、今回は家づくりの知識の話ではなく、 マインド的な話をしたいと思います。 以前読んだ本から得た知識で、 実際、私自身が大きな意思決定をする時に 意識している2つのことなので、 ぜひ参考にしてもらえたらと思います。 なんせ家は、人生を左右すると言っても過言ではない とっても大きな買い物ですからね。 時間の切り替え まずやっていただきたいことが 「10-10-10分析」です。 その決断について 10分後にどう感じるのか? 10ヶ月後にどう感じるのか? そして10年後にどう感じるのか? という3つの時間枠で考えるということですね。 理由は、3つの時間枠で考えることによって 嫌でも自分の意思決定と 一定の距離を置くことが出来るからです。 どうやら人間という生き物は、 現在の感情がどんなに激しく強烈だとしても、 未来はあいまいに感じられることから、 現在と未来に食い違いがあると、 ついつい現在を重視し過ぎる傾向があるようなので、 この視点はそれを補正するために 欠かせないのではないでしょうか。 実際のシーンで考えてみると、 例えば間取りを考える時というのは、 現在の暮らしの問題を解決することに フォーカスしてしまうのですが、 10年も経てば子供たちも成長し、 もしかしたら暮らし方や使い方が 今とは違っているかもしれませんよね。 また、予算的なことにおいても、 子供たちが小さいうちは、 子供たちにかかるお金が少なくて済むため、 現在にフォーカスし過ぎると、 安易に予算をアップさせてしまいがちになるのですが、 10年後は確実に子供たちにかかるお金も増えるし、 食費や旅費などの負担も大きくなるため、 それでも大丈夫なのかを考えておくことも大切です。 さらにそのすぐ先には大学への進学だって控えているし、 そもそも収入が増えているのかも 現時点では予想がつかないですしね。 そんなわけで、予算、土地、家という 全ての家づくりの意思決定において、 この分析を取り入れた方がいいと思っている次第です。 とりわけ10年後が家づくりでは大事なポイントかと思います。 視点の切り替え 続いてやっていただきたいことが、 「親友が同じような状況にいるとしたらなんとアドバイスするか?」 という客観的な見方です。 僕もそうですが、 なんせ人は自分のことはよく分からなくても、 人のこととなれば細かなところまでよく見えるし、 色々と分かったりするものだからです。 自分のこととなれば、 一時的な感情に振り回されてしまうのが、 こと他人事となれば不思議なくらいにその一時的な感情を 脇に置いておくことが出来るからなんでしょうね。 結果、その決断において 最重要項目だけを自然と優先することが出来、 合理的で冷静な判断が出来るということのようです。 予算面に関しては、 この俯瞰的な見方が特に大切になってきそうですよね。 というわけで、これから家づくりをされる方は、 この2つの視点を持ちつつ 家づくりを進めていっていただければと思います。 途中で変更も修正も出来ない大きな買い物なので、 焦らず、盲目的にならず、俯瞰的な見方によって 合理的で正しい決断を行なってください。 それでは、、、

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  • 徐々に迫るインフレとその対策

    徐々に迫るインフレとその対策

    現在、エネルギー価格の高騰から 電気料金が値上がりしていっていますが、 おそらくインフレは今後も続くでしょうし、 かつ高止まりするのではないかと思います。 弘前市で新築、注文住宅を建てる際の価格もコロナ前に比べると 20%ほど値上がりしているのですが、 電気料金同様にまだまだ値上がりするかもしれないし、 高止まりしそうな流れですしね。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 そんな流れの中これから家を建てようとお考えの方は、 どのように家づくりをすべきなのかについて お伝えしていきたいと思います。 あくまで「私自身がこれから家を建てるならこうするよ」 という個人的なで見解であり、 これを無理強いするつもりは毛頭ありませんので悪しからず。 電気は自給自足する まず1つ目がこれです。 電気料金が上がっていっているのなら、 電気を買わないようにするしか出費を抑える方法はありません。 自動車もEV化が進むし、人工知能の発達によって 今後ますます電気使用量が増えるのは間違いないし、 電気料金は住宅ローンと違って 生涯払い続けなけないといけないので コストアップを無視するわけにはいきませんしね。 というわけで、 個人的には太陽光発電の設置は必至じゃないかなと考えています。 かつ、今後の電気料金の動向によったら 蓄電池も設置した方がいいかもと考えています。 このまま電気料金が上がり続けていくとしたら 昼間だけじゃなく夜も電気を買わないようにした方が 電気料金の変化に一喜一憂しなくてよくなりますしね。 というわけで、 まずは家を建てる時には、 これらを前向きにご検討いただくことを オススメしている次第です。 ライフプランのリセット そして、もう1つこうした方がいいと思っていることがこれです。 リセットというよりは、 このタイミングで作り上げるといった感じでしょうか。 例えば、先程家の価格は20%ほど値上がりしている とお伝えしましたが、 これを金額に直すとリアルに400〜500万円ほど 値段が上がっているということです。 となると、毎月のローン返済負担が1〜1.5万円ほど上がるため、 この負担を補う方法を知っておかないといけません。 一つの手段としては、返済期間を5年延ばすことによって (30年→35年とか35年→40年にするという感じです) 毎月の負担をプラスマイナスゼロにしつつ、 現在入っている生命保険や医療保険の見直しをすることで 毎月1万円の余剰資金をつくり、 その資金を35年〜40年継続して行う長期積立投資に回す という組み立てをするといった感じでしょうか。 また、近い将来に必要な資金として、 家のメンテナンス費用や子供たちの進学資金がありますが、 出費が増えたからといってこれらが免除されるわけでもないので、 これらの資金形成も並行して行っていかないといけません。 となると、たとえインフレになろうとも 一向に上がる気配すら見えない銀行の預金だけではどうにもならないし、 もはや銀行預金と変わらない学資保険なんてかけても意味がないため、 それに代わる手段として「つみたてNISA」を利用しつつ 積立投資をすべきじゃないかなと思っている次第です。 そんなわけで家を建てるタイミングでは、 ただ単に家づくりそのものの資金計画をするだけじゃなく、 これからのライフプランに合わせて 保険、積立投資、ローン、貯金の比率を考えるべきだし、 家づくりをどうすべきかを考えた方がいいというわけですね。 いかがでしたか? 特に青森や弘前では所得が上がる見込みが薄い中、 物価だけが先行してどんどん上がり、 かつ社会保険や税金も上がっていく可能性が高い今後、 それ相応の対策をしておかないと もしかしたら後から取り返しがつかないことになるかもしれません。 なので、これから考えられるリスクを知り、 その対策をしながら家づくりを行っていただけたらと思います。 それでは、、、  

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  • 注文住宅のコスト調整の秘策

    注文住宅のコスト調整の秘策

    一生に一回の家づくり。 であれば、なるだけ後悔がないように、 予算が許す限りは出来るだけやりたいことを詰め込みたい! 誰もがそうお考えになると思います。 どっこい、 そう上手くいかないのが家づくりの困ったところ。 たいていの場合、 予算と要望の間には大きなギャップが生まれ、 予算にその皺寄せがいくというパターンが圧倒的に多い というのが現実です。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 やりたいことの皺寄せをなるだけ予算にいかせないためには どのように考え、どのように対処していくべきなのかについて 具体的にお伝えしていきたいと思います。 結論としては、 「何か1つだけで解決するのではなく合わせ技によって解決しましょう」 ということであり、 そのためには今回お伝えする知識が絶対に必要なので、 最後までお付き合いいただければと思います。 小さなことをコツコツと! 例えば、家を建てるにあたって どうしても床暖房をキッチンとダイニングとリビングの 3箇所に設置したいとなった場合、 無垢の床を使用しているとしたら、 そのグレードアップ費用まで含めると 約80万円コストアップするのですが、 そうは言っても家の予算は上げられないとしたら、 このアップ分をなにかを減らすことによって埋めなければいけません。 この場合、1.5坪(=3帖)ほど 1階の面積を削れば相殺できることになるですが、 いざ、それを実行するとなると そう簡単に削ることが出来ないのが現実です。 無駄な廊下がたくさんあれば一瞬で解決ですが、 そうじゃない場合、1階の3帖はとっても貴重ですからね。 それによって1階にファミリークローゼットが 作れるか作れないかってことになってくるわけですからね。 なので、面積だけに集中するのではなく、 家に使われている材料が減らせないかにも同時に着目することが大切です。 1つは「窓」の数です。 外に出られる大きな窓なら1本あたり12万円〜15万円するし、 小さな窓でも1本あたり4万円〜5万円しますからね。 なので、大きな窓を減らしその分小さな窓に出来ないかとか、 あるいは、そもそも大きな窓の数を減らせないかとか、 かつ、同時に小さな窓の数も減らせないかということを 同時に検討してみることも大事かと思います。 窓を減らすことが出来れば、 カーテンなしでは過ごせない家の場合、 同時にカーテン代までカットすることが出来るわけですからね。 続いて着目していただきたいことが家の中のドアの本数です。 ドアも1枚あたり4万円〜5万円するし、 引き違い戸やクローゼットの折戸に至っては、 1箇所だけでドアが2、3枚必要ですからね。 ゆえ、個室ごとにクローゼットが必要なのか、 クローゼットは必要だとしてもドアは必要なのか、 ホントはドアがない方が便利なのに ドアを設置してしまっていないか、 なども同時に考えていただくといいかと思います。 そして仮に窓で15万円ほど削減出来て、 カーテンで10万円ほど削減出来て、 ドアで15万円ほど削減出来そうだとしたら、 その分、カットしなければいけない面積は 先程の半分で済むということになりますからね。 少ない窓でも採光さえキッチリと取れるのであれば、 窓が減り、壁が増えることによって 耐震性も断熱性もアップするわけですしね。 また、家だけでコストの調整を考えるのではなく、 土地に分散してみてもイイかと思います。 仮に、建てようと思っている家が2階建てだとしたら、 55坪ぐらいの土地を買おうとしているのを 50坪にするといった感じですね。 あるいはもっと削らなければいけないとしたら 45坪ぐらいまで削るといった感じです。 この場合、土地の坪単価が15万円だとしたら 5坪削れただけで75万円安くなります。 となると、家のコストは一切削らなくても よくなるかもしれません。 あるいは、10坪まで削れたとしたら150万円安くなるので、 床暖房に加えて、巷で人気の衣類ガス乾燥機や 海外製の食洗機を設置出来るかもしれません。 口で言うのは簡単ですが、 実際はこんなに上手い具合には なかなかいかないものなんですけどね。 とはいえ、 こういったコストダウンの方法を頭で理解出来ているのと 理解出来ていないのとでは全く違うと思うので、 本当にやりたいことを実現していただくためにも、 こんな方法もあるんだよということを ぜひ覚えておいてもらえたらと思います。 それでは、、、

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  • 面倒くさがり屋さんの家づくり

    面倒くさがり屋さんの家づくり

    仮にあなたが、 私と同じように散らかっているのを 見て見ぬふりをするタイプだとしたら、 そして、火がつくとトコトン片付けや掃除をするけど、 それまでは相当お尻が重い 筋金入りの面倒臭がり屋さんだとしたら、 これからお伝えする2つのことを 家づくりに取り入れていただくといいかと思います。 実際、自分の家で暮らして リアルに感じていることを元にお伝えしていくので なかなか参考になる内容かと思うし、 きっと片付けも掃除も 肉体的にも気分的にも楽になるかと思います。 それでは恥をしのんでお伝えさせていただきますので、 よろしくどうぞ。 おはようございます。 相馬です。 まず、こんなタイプの方が間取りで取り入れたいことが、 「リビングのすぐ近くに大きめの収納をつくる」ということです。 この一番の理由が、 服を寝室のクローゼットまで夜持って片付けにいくのと、 朝持って降りてくるのがとにかく面倒臭いからです。 大掃除の後などは部屋がきれいになっているので しばらくは頑張ってそれもやるものの、 部屋が汚れていくのに比例してそれもどんどんしなくなり、 いつの間にかダイニングの椅子には 上着やらパンツやらがガサッとかけられている状態なのが我が家です・・ しかも、僕よりもひどいのがうちの子供たち。 ちなみに2人ともそれなりの歳の女の子ですが、 常に制服も普段着もパジャマも全て脱ぎっぱなしの放りっぱなし、 カバンや荷物も何もかも全てリビングに置きっぱなし、という状態です。 もはや、この状態を見たら、 片付ける気力なんて一気に失せてしまうでしょう。 というわけで、 我が家のリビングダイニング周辺は いつもとてつもなく散らかっているのであります。 そして、それを解決する方法の一つ目が 「リビング横に衣類もしまえる収納をつくること」 ではないかと思っている次第であります。 もっとも我が家に至っては、 これをしたとて大した解決策にならないかもしれませんが・・ そしてもう1つのアイデアが 「子供部屋は1階につくる」ということです。 個人的にこれはものすごく素晴らしいアイデアだと思っています。 というのも、1階に子供部屋をつくれば そこは子供たちの部屋であると共に 子供用リビングとしても使えるからです。 また、莫大な量がある子供たちのものの収納にもなるからです。 つまり、 子供たちが自分の部屋で遊んでくれやすくなるため リビングが散らかりにくくなるし、 子供部屋ならどれだけおもちゃを出しっぱなしにされていても 別段問題もないってわけですね。 カバンや衣類だって わざわざ階段を上がって持っていくのはだいぶ面倒臭いけど、 その向こうまでぐらいなら持っていってくれやすくなりそうですもんね。 あるいは、持っていかない場合でも 自分自身が持って行きやすいですしね。 なんなら、冬場の洗濯干場として使ったっていいわけですしね。 子供たちは、小さいうちそこで寝るわけじゃないですしね。 そんなわけで、個人的に面倒臭がり族は ほぼ強制的にでもこの2つを取り入れるべきだ と思っている次第であります。 そして、なんなら寝室すら1階につくって 「平屋」にしたらいいと思っています。 そしたら、生活自体がもっと楽になりそうですしね。 ただ、階段の上り下りは、 日常のちょっとした運動になるという見方もあるので、 健康面で考えると寝室は2階でもいいような気もするんですけどね。 まーこれに関しては、 わざわざ土地を余らせてまで2階部分をつくる必要はないので、 それぐらいの運動は別でしてください という話になるのですが。 それはさておき、 仮にあなたが私と同じように超面倒臭がり屋さんで あんまり片付けも掃除もしたくないタイプだとしたら、 ぜひこの2つのアイデアを家に取り入れてみてください! 多分、住んでからのストレスは そうじゃない場合に比べてずいぶんと小さくなるはずだと思います。 それでは、、、

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  • 廊下が低下させる2つの機能

    廊下が低下させる2つの機能

    個人的には、出来るだけ 「廊下」を作らないように 家を建てるべきだと考えています。 とりあえず、 ただ通るだけの機能しか持たない廊下と言えど、 つくるためには部屋や収納と 同じだけのコストがかかるからです。 かつ、廊下はこれから伝える 2つの大切な機能を低下させる原因またつながるからです。 おはようございます。相馬です 。 では廊下が低下させる2つの機能とは何か? まず1つ目は「断熱性と気密性」です。 それに伴い、 歩道があるからこれらの機能が低下するという 意味合いではなく、 歩道があることによってその本質的な良さを殺してしまうという 意味合いです。 高断熱化する意味は、外の空気の影響を 受けにくいこと。 そして、高気密化する意味は、中の空気を外に逃がさないようにする こと。 で、この2つの相乗効果によって 家の中全体に空気が行きやすくし、 どこにいても温度差がない住まいをつくるという感じなのですが、この 素晴らしい 機能を殺してしまうのが実は廊下です。 歩道のところまでドアは締め次第になりやすい からです 。 また、廊下と同じような役割のが「階段」です。 リビング階段が主流となった現在は、 冷暖房の効果がありにくい2階の廊下から 冷やしとした空気が流れてきますからね。 そういうわけで横断歩道もなくした方がいいし、階段もなくほうがいいと思っている次第であり ます。いいということですね。 そうすればコストも安くなりますし、 体積も小さくなり冷暖房効果がもっと良くなりますね。 みんなが大好きなアイデア そして、廊下によって下がることもう1つの機能が「収納力」です 。 例、3畳のウォークインクローゼットは 縦が2.6mで横が1.69mなので、 ここには棚1段あたり約5.5m分の物を置くことが出来るのですが、このクローゼットを通り抜けるようにした瞬間 、 実際置けるものの量が半分まで下がってます。 3帖のうち1.5帖は通路として確保しないのでいけないからです。 結果、収納をたくさんつくったのに、 いざ荷物を置いてみると、思ってた以上に置けなかった・・という 最悪な状況が待っているというわけです。 その上、ドアも1つ十分に必要になるし スイッチも1つ十分に必要になるので、 その分コストがかかっていますしね。 いかがでしょうか? 一瞬の廊下1つのことを考えるだけで、 家の機能性もコストも少しと変わるということがお分かりいただけるのではないでしょうか 。 ということで、 「なんとなく2階建てにすること」と 「闇雲通り抜け動線を作ること」 この2つには注意しながら 家づくりをしていただけたらと思います。 さて、、、

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  • 本当に大切な要望を打ち消す要望 その2

    本当に大切な要望を打ち消す要望 その2

    いつ起こるか分からない東南海大地震に備えて 津波のリスクがない土地を選び、 大きな揺れから身を守ることが出来る 耐震構造にしたいというのが、 これから家を建てる方に共通した大切な要望だと思います。 そして、それを実現するために 耐震等級3を取得することや制震ダンパーをつけることが、 現在の家づくりでは当たり前になっているのですが、 それ以上に大切なことが バランスのいい家を建てることではないでしょうか。 つまり耐震等級3や制震ダンパーによって 高い安全性を担保するより前に そもそもバランスのいい構造に設計すべきなのではないか というのが僕の持論です。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は バランスがいい家を建てるために 知っておいていただきたいことについて お伝えしていきたいと思います。 バランスが悪くなる理由 家のバランスが悪くなる一番の理由は、 「2階建てありきの間取り」だと思います。 なぜそれがダメなのかと言うと、 1つは上下のバランスが悪くなるから、 そしてもう1つは南北のバランスが悪くなるから、です。 上下のバランスが悪くなる理由は、 LDKという大空間をつくる1階に対して、 2階は細かく区切って個室をつくるため 1階への負荷が大きくなってしまうからです。 その上、明るくしたいLDKには より多く窓をつくろうとする傾向があるので なおのことバランスが悪くなってしまいますしね。 南北のバランスが悪くなる理由は、 採光のために南には窓をたくさんつくる反面、 北には窓をほとんどつくらないからです。 その上、多くの方が南に突き出してベランダをつくりますしね。 これらの結果、2階建ての家はバランスが悪くなってしまうため、 それを補うために耐震等級3の計算をし、 かつ制震ダンパーをつけなくてはいけなくなるというわけですね。 バランスのいい家を建てるためには? では、バランスのいい家を建てるためには 一体どうしたらいいのか? それは、単純に先程の2つをなくせばいいだけです。 要は「平屋」にしながら 南北の壁量バランスがいい家にすればいいというわけですね。 平屋にすれば上からの荷重負担がかなり小さくなります。 その上、重心が低くなることによって 強風や重量車両通行による揺れを大幅に緩和出来ます。 なので、平屋にすることが一番高い安全性の確保だと思います。 そして、その上で保険のために耐震等級3を取ったり 制震ダンパーをつければいいのではないかと。 続いて、南北の壁量バランスがいい家を建てるための方法ですが、 これに関しては、そう簡単に実現出来るものではありません。 というのも、これを実現するためには、 そもそもヒアリングのやり方を180度変えなければいけないからです。 具体的には、 一般的なヒアリングが部屋の広さから部屋数や部屋の配置、 動線から収納の位置や分量に至るまで それだけで間取りが固定されてしまいそうな要望を全て聞き出すのに対し、 これを実現するためのヒアリングとは、 間取りが固定されてしまいそうな要望は 基本的には聞かないというスタンスを貫かないといけないという感じですね。 聞き出せば聞き出すほどその要望を実現せざるを得なくなり、 結果、本当に大切な耐震性よりも 要望の方を優先する形になってしまいますからね。 おまけに聞き出した要望自体が、 その土地に必ずしもマッチしているとも限らないですからね。 そんなわけで、 バランスがよく高い耐震性のお家を 少しでもコストを抑えながら建てるためには、 この2つ目の要素がとっても大事だということを 覚えておいていただければと思います。 部屋の配置や動線などは 土地によってベストな形が全く違ってくるのですが、 その辺は安心してプロに任せていただければと思います。 それが結果的に自然と高い耐震性を持った注文住宅を建てる方法ですから。 それでは、、、

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  • 本当に大切な要望を打ち消す要望

    本当に大切な要望を打ち消す要望

    「こうしたい!」という要望を伝えつつも、 同時にその要望から遠く離れてしまうようなことを 伝えてしまうことが多いのが家づくりの困ったところです。 例えば「温度差の少ない快適な家にしたい」という要望を叶えるためには、 ただ単に断熱材や窓の性能が良いだけではダメで、 それに加えて幾つかの条件を備えておかないといけないのですが、 あまりに性能だけを重視する考え方が浸透し過ぎたせいもあるのか、 実際建っている家の多くは、 その性能の良さを殺してしまっているような気がします。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 ハイスペック(高性能)住宅のポテンシャルを最大に引き出せる 3つの基礎的要素についてお伝えしていきたいと思います。 3つ全てを網羅出来れば より快適な住まいになるのはもちろん、 確実にコストも安くなるはずなので、 必要な知識として吸収していただけたらと思います。 窓はより少ない方がいい まず1つ目がこれです。 窓と壁とを比べた時、確実に壁の方が、断熱性能が高いからです。 ゆえ、出来るだけ不要な窓は減らした方がいいのですが、 そうすると暗くなるんじゃないか?という懸念点から 多くの方が窓を増やしてしまっているというのが現実だと思います。 まー、実際たとえ窓を増やしたとて そのほとんどにカーテンをつけるので 明るくなるかというとそうでもないんですけどね。 それどころか、むしろ断熱性能を劣化させると同時に、 窓とカーテンに余分なコストがかかり、 経済的な負担だけが上がってしまっているといったところでしょうか。 家はコンパクトな方がいい 2つ目がこれです。 面積が小さくなれば体積も小さくなり 家全体に冷暖房が循環しやすくなるからです。 ゆえ、なくても問題がない場所は 出来るだけ省くようにすべきなのですが、 先入観や見栄からか、部屋数や部屋の広さ、そして家の坪数にこだわるあまり、 むやみやたらと家を大きくしてしまっている方が かなりたくさんいらっしゃると思います。 また、「廊下」は空気を遮断する いわば断熱材のような役割を果たしてしまうため、 ハイスペック住宅では基本つくるべきではありません。 ゆえ、出来るだけ廊下をなくすように設計することも とっても大切なことなんですよね。 実際、廊下がなくなれば、 空気が循環しやすくなると同時に廊下分だけコストが削減出来るし、 それだけじゃなく家の中のドアの本数だって削減出来ますからね。 家は平屋の方がいい そして最後の要素がこれです。 2階建ては上下の空気が確実に分断されてしまいますからね。 簡単に申し上げると、 夏は下が涼しいのに上が暑い、冬は下が寒いのに上が暖かい、 という環境が出来上がってしまいやすいというわけです。 ゆえ、2階建ての場合は、 この自然現象を緩和し家の中の温度差を最小限にするために、 冷暖房と換気システムを利用した空調システムを導入することを オススメする住宅会社がたくさんいらっしゃいます。 もちろん、この空調システムはとっても良いものですし、 あるのとないのとでは快適性がものすごく違うと思うのですが、 しかし、これにも莫大なコストがかかる ということも決して忘れてはいけません。 安価なものでも100万円ぐらいはするし、 メーカーによっては2、300万円する場合もありますからね。 しかも、電気製品なのでゆくゆく故障する可能性が高いし、 その場合、また途方もない費用がかかるかもしれませんしね。 そんなわけで、 そんなものが必要なくてもそもそも温度差を生みにくい 平屋にすべきだと思っている次第であります。 それだけでかなりコストが削減出来ますからね。 というわけで、 これから家を建てようと思っている方は、 この3つをぜひ覚えておいて、 建てる時にこの3つと反対のことを 伝えないようにしてもらえたらと思います。 「カーテンがいらないコンパクトな平屋」 これにハイスペックが加われば、 とっても快適に暮らせること間違いなしだと思います。 それでは、、、

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