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相馬建築のブログはこちらからご覧いただけます。完成見学会の開催情報のほか、優れた土地の取得方法や家づくり・インテリアづくりの極意といった情報を随時更新予定です。便利でお得な情報をキャッチして、理想の家づくりを叶えるためにお役立てください。

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  • 損失回避マインドと家づくり

    損失回避マインドと家づくり

    人は「得をする」ことよりも 「損をする」ことに対して 過剰に反応する生き物だと言われています。 要は、本能的に損失を回避しようとする 生き物だというわけです。 例えば、100円玉を投げて、 表が出たら10万円が手に入り 裏が出たら5万円を失うという 賭けがあるとした場合、 確率論的に考えると、 この賭けには本来乗るべきですよね。 表と裏が出る確率は50%だからです。 つまり、この賭けを2回やった場合、 どっちも勝って20万円得をする可能性と、 どっちも負けて10万円損をする可能性もあるものの、 確率論的には半々になって 5万円得をする可能性が一番高いので、 乗るべきだということなんですが、 しかし、頭では理解していながらも、 本能的にそうは出来ないのが人ってもんですよね。 実際、自分だっていざこの勝負を目の前にすると、 おそらく怯んでしまうでしょう… おはようございます。 相馬です。 だって、もしかしたらどっちも負けて 10万円損しちゃうかもしれませんからね。 そんなことになる可能性があるぐらいなら 最初からやらない方がマシだと 思ってしまうのが普通ですよね。 そんなわけで、どうやら僕たちは 損をする可能性があるものには、 なかなか思い切って挑戦しにくいように なってしまっているようです。 実際、貯金に関しても、 全く増えないと分かっていても 絶対に減ることはないので、 とりあえず銀行に預けておけばいい というのもこの損失回避マインドだし、 保険に至っては、 長くかけておけば損をしないどころか、 もしもの時の補償まで備えているわけですしね。 そら、みんな 海のものとも山のものとも分からない積立投資よりも こっちを優先するのはごく当たり前だと思います。 まー、そうは言っても、 これから先をお金の不安をなく生きていくためには、 銀行預金や保険を掛けつつも 積立投資もしていかないといけないので、 弊社で家を建てる方には、 半ば強制的にオススメさせていただいていますけどね。 家づくりにおける損失回避 そして、こと家づくりにおいても、 この損失回避マインドは必ずあります。 と言っても、金銭的なことではなく 「後悔するぐらいなら」ってやつですが。 後から出来ないことは後悔しなくていいように 今のうちにやっておこうか、的なやつです。 仮にそれらによって 家の価格が上がったとしても、 35年ローンに慣らしてしまえば 毎月わずか数千円の負担で メンタル的な損失が回避出来ちゃうわけですからね。 まー実際は、 今後この負担増がボディブローのように 地味に効いてくるわけなんですが。 この代表的なものが、 「部屋の数」や「部屋の広さ」ですね。 もし、子供がもう1人出来たら… もし、誰かが泊まりに来たら… もし、親と同居になったら… もし、荷物がもっと増えたら… もし、収納が足りなかったら… と考えたら、予算的にいけそうなら それらに備えておいて損はない と思ってしまいますからね。 まだまだ、他にもいっぱいありますけどね。 予算的に問題ないなら、 やりたいことをとことん詰め込んでいただいても いいんですけどね。 あくまで問題なのは その損失回避マインドを満たすために、 予算的な無理をしてしまうことなので、 なかなか難しいことではありますが、 そのバランスをとりながら 家づくりをしていただけたらと思います。 個人的には、勢いに任せて一気に進むのではなく、 巷に溢れた様々な情報を 自分たちの中で咀嚼しながら進めるために ゆっくりと時間を取ることも 大事なのではないかと思います。 それでは、、、

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  • 家づくりにも必要な2つの視点

    家づくりにも必要な2つの視点

    家づくりをしていく過程では、 予算のこと、土地のこと、家のことで 数多くの意思決定が必要となるのですが、 意思決定で大切なことが 出来るだけ合理的で冷静な判断をすることです。 つまり勢いやその時の感情に任せて 意思決定をするのではなく、 常に自分の感情と一定の距離感を 持つことが大事だということですね。 おはようございます。 相馬です。 さて、今回は家づくりの知識の話ではなく、 マインド的な話をしたいと思います。 以前読んだ本から得た知識で、 実際、私自身が大きな意思決定をする時に 意識している2つのことなので、 ぜひ参考にしてもらえたらと思います。 なんせ家は、人生を左右すると言っても過言ではない とっても大きな買い物ですからね。 時間の切り替え まずやっていただきたいことが 「10-10-10分析」です。 その決断について 10分後にどう感じるのか? 10ヶ月後にどう感じるのか? そして10年後にどう感じるのか? という3つの時間枠で考えるということですね。 理由は、3つの時間枠で考えることによって 嫌でも自分の意思決定と 一定の距離を置くことが出来るからです。 どうやら人間という生き物は、 現在の感情がどんなに激しく強烈だとしても、 未来はあいまいに感じられることから、 現在と未来に食い違いがあると、 ついつい現在を重視し過ぎる傾向があるようなので、 この視点はそれを補正するために 欠かせないのではないでしょうか。 実際のシーンで考えてみると、 例えば間取りを考える時というのは、 現在の暮らしの問題を解決することに フォーカスしてしまうのですが、 10年も経てば子供たちも成長し、 もしかしたら暮らし方や使い方が 今とは違っているかもしれませんよね。 また、予算的なことにおいても、 子供たちが小さいうちは、 子供たちにかかるお金が少なくて済むため、 現在にフォーカスし過ぎると、 安易に予算をアップさせてしまいがちになるのですが、 10年後は確実に子供たちにかかるお金も増えるし、 食費や旅費などの負担も大きくなるため、 それでも大丈夫なのかを考えておくことも大切です。 さらにそのすぐ先には大学への進学だって控えているし、 そもそも収入が増えているのかも 現時点では予想がつかないですしね。 そんなわけで、予算、土地、家という 全ての家づくりの意思決定において、 この分析を取り入れた方がいいと思っている次第です。 とりわけ10年後が家づくりでは大事なポイントかと思います。 視点の切り替え 続いてやっていただきたいことが、 「親友が同じような状況にいるとしたらなんとアドバイスするか?」 という客観的な見方です。 僕もそうですが、 なんせ人は自分のことはよく分からなくても、 人のこととなれば細かなところまでよく見えるし、 色々と分かったりするものだからです。 自分のこととなれば、 一時的な感情に振り回されてしまうのが、 こと他人事となれば不思議なくらいにその一時的な感情を 脇に置いておくことが出来るからなんでしょうね。 結果、その決断において 最重要項目だけを自然と優先することが出来、 合理的で冷静な判断が出来るということのようです。 予算面に関しては、 この俯瞰的な見方が特に大切になってきそうですよね。 というわけで、これから家づくりをされる方は、 この2つの視点を持ちつつ 家づくりを進めていっていただければと思います。 途中で変更も修正も出来ない大きな買い物なので、 焦らず、盲目的にならず、俯瞰的な見方によって 合理的で正しい決断を行なってください。 それでは、、、

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  • 徐々に迫るインフレとその対策

    徐々に迫るインフレとその対策

    現在、エネルギー価格の高騰から 電気料金が値上がりしていっていますが、 おそらくインフレは今後も続くでしょうし、 かつ高止まりするのではないかと思います。 弘前市で新築、注文住宅を建てる際の価格もコロナ前に比べると 20%ほど値上がりしているのですが、 電気料金同様にまだまだ値上がりするかもしれないし、 高止まりしそうな流れですしね。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 そんな流れの中これから家を建てようとお考えの方は、 どのように家づくりをすべきなのかについて お伝えしていきたいと思います。 あくまで「私自身がこれから家を建てるならこうするよ」 という個人的なで見解であり、 これを無理強いするつもりは毛頭ありませんので悪しからず。 電気は自給自足する まず1つ目がこれです。 電気料金が上がっていっているのなら、 電気を買わないようにするしか出費を抑える方法はありません。 自動車もEV化が進むし、人工知能の発達によって 今後ますます電気使用量が増えるのは間違いないし、 電気料金は住宅ローンと違って 生涯払い続けなけないといけないので コストアップを無視するわけにはいきませんしね。 というわけで、 個人的には太陽光発電の設置は必至じゃないかなと考えています。 かつ、今後の電気料金の動向によったら 蓄電池も設置した方がいいかもと考えています。 このまま電気料金が上がり続けていくとしたら 昼間だけじゃなく夜も電気を買わないようにした方が 電気料金の変化に一喜一憂しなくてよくなりますしね。 というわけで、 まずは家を建てる時には、 これらを前向きにご検討いただくことを オススメしている次第です。 ライフプランのリセット そして、もう1つこうした方がいいと思っていることがこれです。 リセットというよりは、 このタイミングで作り上げるといった感じでしょうか。 例えば、先程家の価格は20%ほど値上がりしている とお伝えしましたが、 これを金額に直すとリアルに400〜500万円ほど 値段が上がっているということです。 となると、毎月のローン返済負担が1〜1.5万円ほど上がるため、 この負担を補う方法を知っておかないといけません。 一つの手段としては、返済期間を5年延ばすことによって (30年→35年とか35年→40年にするという感じです) 毎月の負担をプラスマイナスゼロにしつつ、 現在入っている生命保険や医療保険の見直しをすることで 毎月1万円の余剰資金をつくり、 その資金を35年〜40年継続して行う長期積立投資に回す という組み立てをするといった感じでしょうか。 また、近い将来に必要な資金として、 家のメンテナンス費用や子供たちの進学資金がありますが、 出費が増えたからといってこれらが免除されるわけでもないので、 これらの資金形成も並行して行っていかないといけません。 となると、たとえインフレになろうとも 一向に上がる気配すら見えない銀行の預金だけではどうにもならないし、 もはや銀行預金と変わらない学資保険なんてかけても意味がないため、 それに代わる手段として「つみたてNISA」を利用しつつ 積立投資をすべきじゃないかなと思っている次第です。 そんなわけで家を建てるタイミングでは、 ただ単に家づくりそのものの資金計画をするだけじゃなく、 これからのライフプランに合わせて 保険、積立投資、ローン、貯金の比率を考えるべきだし、 家づくりをどうすべきかを考えた方がいいというわけですね。 いかがでしたか? 特に青森や弘前では所得が上がる見込みが薄い中、 物価だけが先行してどんどん上がり、 かつ社会保険や税金も上がっていく可能性が高い今後、 それ相応の対策をしておかないと もしかしたら後から取り返しがつかないことになるかもしれません。 なので、これから考えられるリスクを知り、 その対策をしながら家づくりを行っていただけたらと思います。 それでは、、、  

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  • 注文住宅のコスト調整の秘策

    注文住宅のコスト調整の秘策

    一生に一回の家づくり。 であれば、なるだけ後悔がないように、 予算が許す限りは出来るだけやりたいことを詰め込みたい! 誰もがそうお考えになると思います。 どっこい、 そう上手くいかないのが家づくりの困ったところ。 たいていの場合、 予算と要望の間には大きなギャップが生まれ、 予算にその皺寄せがいくというパターンが圧倒的に多い というのが現実です。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 やりたいことの皺寄せをなるだけ予算にいかせないためには どのように考え、どのように対処していくべきなのかについて 具体的にお伝えしていきたいと思います。 結論としては、 「何か1つだけで解決するのではなく合わせ技によって解決しましょう」 ということであり、 そのためには今回お伝えする知識が絶対に必要なので、 最後までお付き合いいただければと思います。 小さなことをコツコツと! 例えば、家を建てるにあたって どうしても床暖房をキッチンとダイニングとリビングの 3箇所に設置したいとなった場合、 無垢の床を使用しているとしたら、 そのグレードアップ費用まで含めると 約80万円コストアップするのですが、 そうは言っても家の予算は上げられないとしたら、 このアップ分をなにかを減らすことによって埋めなければいけません。 この場合、1.5坪(=3帖)ほど 1階の面積を削れば相殺できることになるですが、 いざ、それを実行するとなると そう簡単に削ることが出来ないのが現実です。 無駄な廊下がたくさんあれば一瞬で解決ですが、 そうじゃない場合、1階の3帖はとっても貴重ですからね。 それによって1階にファミリークローゼットが 作れるか作れないかってことになってくるわけですからね。 なので、面積だけに集中するのではなく、 家に使われている材料が減らせないかにも同時に着目することが大切です。 1つは「窓」の数です。 外に出られる大きな窓なら1本あたり12万円〜15万円するし、 小さな窓でも1本あたり4万円〜5万円しますからね。 なので、大きな窓を減らしその分小さな窓に出来ないかとか、 あるいは、そもそも大きな窓の数を減らせないかとか、 かつ、同時に小さな窓の数も減らせないかということを 同時に検討してみることも大事かと思います。 窓を減らすことが出来れば、 カーテンなしでは過ごせない家の場合、 同時にカーテン代までカットすることが出来るわけですからね。 続いて着目していただきたいことが家の中のドアの本数です。 ドアも1枚あたり4万円〜5万円するし、 引き違い戸やクローゼットの折戸に至っては、 1箇所だけでドアが2、3枚必要ですからね。 ゆえ、個室ごとにクローゼットが必要なのか、 クローゼットは必要だとしてもドアは必要なのか、 ホントはドアがない方が便利なのに ドアを設置してしまっていないか、 なども同時に考えていただくといいかと思います。 そして仮に窓で15万円ほど削減出来て、 カーテンで10万円ほど削減出来て、 ドアで15万円ほど削減出来そうだとしたら、 その分、カットしなければいけない面積は 先程の半分で済むということになりますからね。 少ない窓でも採光さえキッチリと取れるのであれば、 窓が減り、壁が増えることによって 耐震性も断熱性もアップするわけですしね。 また、家だけでコストの調整を考えるのではなく、 土地に分散してみてもイイかと思います。 仮に、建てようと思っている家が2階建てだとしたら、 55坪ぐらいの土地を買おうとしているのを 50坪にするといった感じですね。 あるいはもっと削らなければいけないとしたら 45坪ぐらいまで削るといった感じです。 この場合、土地の坪単価が15万円だとしたら 5坪削れただけで75万円安くなります。 となると、家のコストは一切削らなくても よくなるかもしれません。 あるいは、10坪まで削れたとしたら150万円安くなるので、 床暖房に加えて、巷で人気の衣類ガス乾燥機や 海外製の食洗機を設置出来るかもしれません。 口で言うのは簡単ですが、 実際はこんなに上手い具合には なかなかいかないものなんですけどね。 とはいえ、 こういったコストダウンの方法を頭で理解出来ているのと 理解出来ていないのとでは全く違うと思うので、 本当にやりたいことを実現していただくためにも、 こんな方法もあるんだよということを ぜひ覚えておいてもらえたらと思います。 それでは、、、

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  • 面倒くさがり屋さんの家づくり

    面倒くさがり屋さんの家づくり

    仮にあなたが、 私と同じように散らかっているのを 見て見ぬふりをするタイプだとしたら、 そして、火がつくとトコトン片付けや掃除をするけど、 それまでは相当お尻が重い 筋金入りの面倒臭がり屋さんだとしたら、 これからお伝えする2つのことを 家づくりに取り入れていただくといいかと思います。 実際、自分の家で暮らして リアルに感じていることを元にお伝えしていくので なかなか参考になる内容かと思うし、 きっと片付けも掃除も 肉体的にも気分的にも楽になるかと思います。 それでは恥をしのんでお伝えさせていただきますので、 よろしくどうぞ。 おはようございます。 相馬です。 まず、こんなタイプの方が間取りで取り入れたいことが、 「リビングのすぐ近くに大きめの収納をつくる」ということです。 この一番の理由が、 服を寝室のクローゼットまで夜持って片付けにいくのと、 朝持って降りてくるのがとにかく面倒臭いからです。 大掃除の後などは部屋がきれいになっているので しばらくは頑張ってそれもやるものの、 部屋が汚れていくのに比例してそれもどんどんしなくなり、 いつの間にかダイニングの椅子には 上着やらパンツやらがガサッとかけられている状態なのが我が家です・・ しかも、僕よりもひどいのがうちの子供たち。 ちなみに2人ともそれなりの歳の女の子ですが、 常に制服も普段着もパジャマも全て脱ぎっぱなしの放りっぱなし、 カバンや荷物も何もかも全てリビングに置きっぱなし、という状態です。 もはや、この状態を見たら、 片付ける気力なんて一気に失せてしまうでしょう。 というわけで、 我が家のリビングダイニング周辺は いつもとてつもなく散らかっているのであります。 そして、それを解決する方法の一つ目が 「リビング横に衣類もしまえる収納をつくること」 ではないかと思っている次第であります。 もっとも我が家に至っては、 これをしたとて大した解決策にならないかもしれませんが・・ そしてもう1つのアイデアが 「子供部屋は1階につくる」ということです。 個人的にこれはものすごく素晴らしいアイデアだと思っています。 というのも、1階に子供部屋をつくれば そこは子供たちの部屋であると共に 子供用リビングとしても使えるからです。 また、莫大な量がある子供たちのものの収納にもなるからです。 つまり、 子供たちが自分の部屋で遊んでくれやすくなるため リビングが散らかりにくくなるし、 子供部屋ならどれだけおもちゃを出しっぱなしにされていても 別段問題もないってわけですね。 カバンや衣類だって わざわざ階段を上がって持っていくのはだいぶ面倒臭いけど、 その向こうまでぐらいなら持っていってくれやすくなりそうですもんね。 あるいは、持っていかない場合でも 自分自身が持って行きやすいですしね。 なんなら、冬場の洗濯干場として使ったっていいわけですしね。 子供たちは、小さいうちそこで寝るわけじゃないですしね。 そんなわけで、個人的に面倒臭がり族は ほぼ強制的にでもこの2つを取り入れるべきだ と思っている次第であります。 そして、なんなら寝室すら1階につくって 「平屋」にしたらいいと思っています。 そしたら、生活自体がもっと楽になりそうですしね。 ただ、階段の上り下りは、 日常のちょっとした運動になるという見方もあるので、 健康面で考えると寝室は2階でもいいような気もするんですけどね。 まーこれに関しては、 わざわざ土地を余らせてまで2階部分をつくる必要はないので、 それぐらいの運動は別でしてください という話になるのですが。 それはさておき、 仮にあなたが私と同じように超面倒臭がり屋さんで あんまり片付けも掃除もしたくないタイプだとしたら、 ぜひこの2つのアイデアを家に取り入れてみてください! 多分、住んでからのストレスは そうじゃない場合に比べてずいぶんと小さくなるはずだと思います。 それでは、、、

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  • 廊下が低下させる2つの機能

    廊下が低下させる2つの機能

    個人的には、出来るだけ 「廊下」を作らないように 家を建てるべきだと考えています。 とりあえず、 ただ通るだけの機能しか持たない廊下と言えど、 つくるためには部屋や収納と 同じだけのコストがかかるからです。 かつ、廊下はこれから伝える 2つの大切な機能を低下させる原因またつながるからです。 おはようございます。相馬です 。 では廊下が低下させる2つの機能とは何か? まず1つ目は「断熱性と気密性」です。 それに伴い、 歩道があるからこれらの機能が低下するという 意味合いではなく、 歩道があることによってその本質的な良さを殺してしまうという 意味合いです。 高断熱化する意味は、外の空気の影響を 受けにくいこと。 そして、高気密化する意味は、中の空気を外に逃がさないようにする こと。 で、この2つの相乗効果によって 家の中全体に空気が行きやすくし、 どこにいても温度差がない住まいをつくるという感じなのですが、この 素晴らしい 機能を殺してしまうのが実は廊下です。 歩道のところまでドアは締め次第になりやすい からです 。 また、廊下と同じような役割のが「階段」です。 リビング階段が主流となった現在は、 冷暖房の効果がありにくい2階の廊下から 冷やしとした空気が流れてきますからね。 そういうわけで横断歩道もなくした方がいいし、階段もなくほうがいいと思っている次第であり ます。いいということですね。 そうすればコストも安くなりますし、 体積も小さくなり冷暖房効果がもっと良くなりますね。 みんなが大好きなアイデア そして、廊下によって下がることもう1つの機能が「収納力」です 。 例、3畳のウォークインクローゼットは 縦が2.6mで横が1.69mなので、 ここには棚1段あたり約5.5m分の物を置くことが出来るのですが、このクローゼットを通り抜けるようにした瞬間 、 実際置けるものの量が半分まで下がってます。 3帖のうち1.5帖は通路として確保しないのでいけないからです。 結果、収納をたくさんつくったのに、 いざ荷物を置いてみると、思ってた以上に置けなかった・・という 最悪な状況が待っているというわけです。 その上、ドアも1つ十分に必要になるし スイッチも1つ十分に必要になるので、 その分コストがかかっていますしね。 いかがでしょうか? 一瞬の廊下1つのことを考えるだけで、 家の機能性もコストも少しと変わるということがお分かりいただけるのではないでしょうか 。 ということで、 「なんとなく2階建てにすること」と 「闇雲通り抜け動線を作ること」 この2つには注意しながら 家づくりをしていただけたらと思います。 さて、、、

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  • 本当に大切な要望を打ち消す要望 その2

    本当に大切な要望を打ち消す要望 その2

    いつ起こるか分からない東南海大地震に備えて 津波のリスクがない土地を選び、 大きな揺れから身を守ることが出来る 耐震構造にしたいというのが、 これから家を建てる方に共通した大切な要望だと思います。 そして、それを実現するために 耐震等級3を取得することや制震ダンパーをつけることが、 現在の家づくりでは当たり前になっているのですが、 それ以上に大切なことが バランスのいい家を建てることではないでしょうか。 つまり耐震等級3や制震ダンパーによって 高い安全性を担保するより前に そもそもバランスのいい構造に設計すべきなのではないか というのが僕の持論です。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は バランスがいい家を建てるために 知っておいていただきたいことについて お伝えしていきたいと思います。 バランスが悪くなる理由 家のバランスが悪くなる一番の理由は、 「2階建てありきの間取り」だと思います。 なぜそれがダメなのかと言うと、 1つは上下のバランスが悪くなるから、 そしてもう1つは南北のバランスが悪くなるから、です。 上下のバランスが悪くなる理由は、 LDKという大空間をつくる1階に対して、 2階は細かく区切って個室をつくるため 1階への負荷が大きくなってしまうからです。 その上、明るくしたいLDKには より多く窓をつくろうとする傾向があるので なおのことバランスが悪くなってしまいますしね。 南北のバランスが悪くなる理由は、 採光のために南には窓をたくさんつくる反面、 北には窓をほとんどつくらないからです。 その上、多くの方が南に突き出してベランダをつくりますしね。 これらの結果、2階建ての家はバランスが悪くなってしまうため、 それを補うために耐震等級3の計算をし、 かつ制震ダンパーをつけなくてはいけなくなるというわけですね。 バランスのいい家を建てるためには? では、バランスのいい家を建てるためには 一体どうしたらいいのか? それは、単純に先程の2つをなくせばいいだけです。 要は「平屋」にしながら 南北の壁量バランスがいい家にすればいいというわけですね。 平屋にすれば上からの荷重負担がかなり小さくなります。 その上、重心が低くなることによって 強風や重量車両通行による揺れを大幅に緩和出来ます。 なので、平屋にすることが一番高い安全性の確保だと思います。 そして、その上で保険のために耐震等級3を取ったり 制震ダンパーをつければいいのではないかと。 続いて、南北の壁量バランスがいい家を建てるための方法ですが、 これに関しては、そう簡単に実現出来るものではありません。 というのも、これを実現するためには、 そもそもヒアリングのやり方を180度変えなければいけないからです。 具体的には、 一般的なヒアリングが部屋の広さから部屋数や部屋の配置、 動線から収納の位置や分量に至るまで それだけで間取りが固定されてしまいそうな要望を全て聞き出すのに対し、 これを実現するためのヒアリングとは、 間取りが固定されてしまいそうな要望は 基本的には聞かないというスタンスを貫かないといけないという感じですね。 聞き出せば聞き出すほどその要望を実現せざるを得なくなり、 結果、本当に大切な耐震性よりも 要望の方を優先する形になってしまいますからね。 おまけに聞き出した要望自体が、 その土地に必ずしもマッチしているとも限らないですからね。 そんなわけで、 バランスがよく高い耐震性のお家を 少しでもコストを抑えながら建てるためには、 この2つ目の要素がとっても大事だということを 覚えておいていただければと思います。 部屋の配置や動線などは 土地によってベストな形が全く違ってくるのですが、 その辺は安心してプロに任せていただければと思います。 それが結果的に自然と高い耐震性を持った注文住宅を建てる方法ですから。 それでは、、、

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  • 本当に大切な要望を打ち消す要望

    本当に大切な要望を打ち消す要望

    「こうしたい!」という要望を伝えつつも、 同時にその要望から遠く離れてしまうようなことを 伝えてしまうことが多いのが家づくりの困ったところです。 例えば「温度差の少ない快適な家にしたい」という要望を叶えるためには、 ただ単に断熱材や窓の性能が良いだけではダメで、 それに加えて幾つかの条件を備えておかないといけないのですが、 あまりに性能だけを重視する考え方が浸透し過ぎたせいもあるのか、 実際建っている家の多くは、 その性能の良さを殺してしまっているような気がします。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 ハイスペック(高性能)住宅のポテンシャルを最大に引き出せる 3つの基礎的要素についてお伝えしていきたいと思います。 3つ全てを網羅出来れば より快適な住まいになるのはもちろん、 確実にコストも安くなるはずなので、 必要な知識として吸収していただけたらと思います。 窓はより少ない方がいい まず1つ目がこれです。 窓と壁とを比べた時、確実に壁の方が、断熱性能が高いからです。 ゆえ、出来るだけ不要な窓は減らした方がいいのですが、 そうすると暗くなるんじゃないか?という懸念点から 多くの方が窓を増やしてしまっているというのが現実だと思います。 まー、実際たとえ窓を増やしたとて そのほとんどにカーテンをつけるので 明るくなるかというとそうでもないんですけどね。 それどころか、むしろ断熱性能を劣化させると同時に、 窓とカーテンに余分なコストがかかり、 経済的な負担だけが上がってしまっているといったところでしょうか。 家はコンパクトな方がいい 2つ目がこれです。 面積が小さくなれば体積も小さくなり 家全体に冷暖房が循環しやすくなるからです。 ゆえ、なくても問題がない場所は 出来るだけ省くようにすべきなのですが、 先入観や見栄からか、部屋数や部屋の広さ、そして家の坪数にこだわるあまり、 むやみやたらと家を大きくしてしまっている方が かなりたくさんいらっしゃると思います。 また、「廊下」は空気を遮断する いわば断熱材のような役割を果たしてしまうため、 ハイスペック住宅では基本つくるべきではありません。 ゆえ、出来るだけ廊下をなくすように設計することも とっても大切なことなんですよね。 実際、廊下がなくなれば、 空気が循環しやすくなると同時に廊下分だけコストが削減出来るし、 それだけじゃなく家の中のドアの本数だって削減出来ますからね。 家は平屋の方がいい そして最後の要素がこれです。 2階建ては上下の空気が確実に分断されてしまいますからね。 簡単に申し上げると、 夏は下が涼しいのに上が暑い、冬は下が寒いのに上が暖かい、 という環境が出来上がってしまいやすいというわけです。 ゆえ、2階建ての場合は、 この自然現象を緩和し家の中の温度差を最小限にするために、 冷暖房と換気システムを利用した空調システムを導入することを オススメする住宅会社がたくさんいらっしゃいます。 もちろん、この空調システムはとっても良いものですし、 あるのとないのとでは快適性がものすごく違うと思うのですが、 しかし、これにも莫大なコストがかかる ということも決して忘れてはいけません。 安価なものでも100万円ぐらいはするし、 メーカーによっては2、300万円する場合もありますからね。 しかも、電気製品なのでゆくゆく故障する可能性が高いし、 その場合、また途方もない費用がかかるかもしれませんしね。 そんなわけで、 そんなものが必要なくてもそもそも温度差を生みにくい 平屋にすべきだと思っている次第であります。 それだけでかなりコストが削減出来ますからね。 というわけで、 これから家を建てようと思っている方は、 この3つをぜひ覚えておいて、 建てる時にこの3つと反対のことを 伝えないようにしてもらえたらと思います。 「カーテンがいらないコンパクトな平屋」 これにハイスペックが加われば、 とっても快適に暮らせること間違いなしだと思います。 それでは、、、

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  • 平屋に最適な広さ

    平屋に最適な広さ

    もちろんこの話は必ずしもそうだとは限らないのですが、 個人的には家族3〜4人で暮らす平屋を建てるにあたって 最適な土地の広さは「55坪」ではないかと思っています。 例えば、この土地は   分譲地の一画で、 間口約12m×奥行き約15mの約55坪の長方形の土地なのですが、 この土地には基準法的にも建築面積約33坪の平屋を建てることが出来るし、 実際、車を4〜5台置けるようにしながらも 建築面積約27.55 坪の平屋を建てることが出来るし、 あるいは駐車スペースはもっと少なくて良いのであれば、 もっと面積を広げることも出来ます。 しかし、一般的にはこの広さの土地には 95%以上の確率で2階建てが建てられているし、 おそらく今後もこの確率が減る可能性もかなり低いのではないかと思います。 というわけで今回は、 その理由についてお伝えしていきたいと思います。 というわけで今回は、 その理由についてお伝えしていきたいと思います。 おはようございます。 相馬です。 では早速。 2つあるので1つずつご説明していきたいと思います。   平屋では日当たりが確保出来ないから まず1つ目の理由がこれです。 つまり、平屋を建てるには土地が狭すぎると思っている方が 圧倒的に多いということですね。 住宅会社、不動産会社も含めて。 なんせ、この広さに平屋を建てるとなれば、 駐車スペース以外は敷地いっぱい使うことになりますからね。 ましてや、この土地なんかは南側に2階建ての家が建っていて、 いかにも日当たりの悪さを醸し出してくれていますからね。 その上、東と西両隣に2階建ての家なんて建とうものなら まさに「四面楚歌」状態になってしまいますしね。 そんなこんなで、 南に建つ家との距離を十分に開けるために 2階建ての家にするというわけですね。 そして、リビングだけじゃなく寝室や子供部屋といった 部屋という部屋をなるだけ南向きで設計するというわけです。 日が沈んだ時間に使う寝室や 昼間、眩しすぎて結局カーテンを閉めっぱなしにしている子供部屋までです。 いわば、直射光一本頼みの「南向き信者」になってしまっている人は、 こういった設計しか手段を知らないまま 家を建てざるを得ないというわけですね。 平屋は高いから そして、もう1つの理由がこれです。 もちろん、同じ広さで価格を比べた場合、 2階建てより平屋の方が高くなるのは紛れもない事実です。 しかし、平屋には階段がありません。 2階建てのように無駄な廊下も必要ありません。 トイレだって1つで大丈夫です。 2階建てでは1階にリビングとは別で1つ部屋がないと使い勝手が悪いですが、 平屋はそんな部屋をつくる必要がありません。 そして、これらを組み合わせていくと、 2階建てに比べて面積がかなり小さくなるので、 むしろ安い価格で建てられるようになります。 そして、家が小さくなった分、 55坪の土地にも十分収まるようになります。 この土地に建つ平屋とは? 弊社がこの土地で平屋を建てるとしたら以下のように考えます。 ・リビングダイニングキッチンには絶対に直射光を入れたい ・直射光を入れるためには、南の家から十分な距離を開けた場所に リビングダイニングキッチンを配置しなければいけない ・寝室や子供部屋は明るくしたいが、かといって直射光じゃなくても良い ・であれば、天空光や反射光を使って明るく出来る場所に配置すればいい ・洗面や脱衣室にこそ直射光が入るように出来ないか? ・かつ、キッチンかリビングから近い場所に水回りをつくれないか? ・玄関を明るくするためにはどのように光を入れればいいか? こんな感じでしょうか。 そして、これらが全て叶う平屋をこの土地に合わせて提案させていただきます。 とにかく個人的には、たとえ少々日当たりが悪かろうと 55坪もあれば平屋を建てるには十分だと思っているので、 平屋を建てたいけど土地の広さや日当たりや家の価格のことで 悩んでいらっしゃる方は一度ご相談にお越しいただければと思います。 きっと何らかの突破口が見つかると思いますよ! それでは、、、

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  • 設計の考え方と土地を見る視点 その2

    設計の考え方と土地を見る視点 その2

    この写真の土地は、 間口約16.10m×奥行き約20.30mのきれいな形をした 約98.5坪の南向きの土地(分譲地の一画)ですが、 仮にあなたがこの土地に家を建てるとしたら、 どのような家をご想像されますか? おはようございます。 相馬です。 さて、今回も前回に引き続き実在する土地を例に挙げつつ、 設計や土地の考え方についてお伝えしていきたいと思います。 前回は北向きで50坪をやや切る土地だったのに対し、 今回は南向きで100坪近くある いわば前回と正反対のような土地についてお伝えしていくので、 「南向きの土地がいい!」とか 「広い土地がいい!」とお考えの方は、 ぜひ最後までご覧いただけたらと思います。 この土地でやってはいけない2つのこと まずこの土地でやってはいけないのが 「こんな広い土地なのに2階建てを建てる」 ということです。 平屋を建てたとしても莫大な余白が出来てしまうのに、 2階建てなんて建ててしまった時には、 さらに敷地に余白が出来てしまうだけ、ですからね。 仮に1階が20坪の家を建てるとなれば余白が78.5坪も出来るのですが、 そのうちどうしても必要なのが、家の周りの通路分として約10坪、 3台分の駐車場として13.5坪だけだとしたら、 (駐車場は1台4.5坪(2.5m×6m)) 残りの約55坪はなくても良いと言っても過言じゃありませんからね。 であれば、平屋にすることで敷地の無駄な余白を少なくし、 外構工事にかかる負担を少しでも減らした方が 経済的にもそして維持管理の手間的にも絶対に良いですよね? もっとも、余白を少なくすると言っても、 そもそも土地が広すぎるので限界はありますが・・ ゆえ、個人的にはその地域ならでは、の特別な事情でもない限りは (その広さの土地しか売っていない) こんな広すぎる土地は買わない方がいいと思っています。 具体的には、平屋を建てるにしても最大60坪、 2階建てにしたいなら最大45坪もあれば充分といったところでしょうか。 土地が小さくなれば、外構工事面積が小さくなる分、 外構費用は安くなるし、庭の維持管理も楽になるし、 そもそも土地の価格も抑えられるし、固定資産税だって安くなりますしね。 南向きの土地の欠点 2つ目の「やってはいけない」ことは南向きならでは、のことですが、 「日当たりが良いからといって南向きの部屋に拘らない」 ということです。 というのも、写真だけでは読み取りにくいのですが、 この土地は分譲地の一画であり 奥に何軒か家が建つことになるため、 常時、家の前の道を奥の家の方が通ることになるからです。 つまり、南向きの部屋をつくり南向きの窓をつくったとしても、 見られている感が否めないことからカーテンが開けられない家になり、 思っていたような明るさや開放感を感じにくくなってしまう可能性が高い というわけですね。 また、敷地も広いことから 大きなウッドデッキを南につくることも出来ますが、 それもプライバシーが担保されていなければリラックスして使いにくいため、 ほとんど使わないただの飾りになってしまう可能性だって充分考えられます。 ゆえ、実際暮らし出した時どうなるのかまで想像しながら 間取りを考えるようにしなければいけないんですよね。 もっともこの土地の場合、敷地が広いことから 部屋やデッキや庭のプライバシーをガッチリ確保出来そうな 要塞みたいな塀をつくることも出来ますが、 そんなのをつくろうものなら、 それだけで200万円以上かかってしまうので、 これはこれで全く現実的な話じゃありませんしね。 そんなわけでこの土地で家を建てる場合、 庭にまでたっぷりと予算がかけられるとしたら、 具体的には外構工事費用に4〜500万円ほどかけられるなら 全開南向きプランで考えても良いですが、 出来るだけ予算を抑えながら家を建てたいとお考えだとしたら、 「南向きの部屋に拘らない」ようにしていただけたらと思います。 光には「直射光」と「天空光」の2種類があるのですが、 直射光だけに頼って設計するのではなく この2つの光を部屋の用途に応じて上手く使い分けることが 明るく開放的な家をつくる上で最も大切なことなので、 これをぜひ覚えておいてくださいね! それでは、、、

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