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相馬建築のブログはこちらからご覧いただけます。完成見学会の開催情報のほか、優れた土地の取得方法や家づくり・インテリアづくりの極意といった情報を随時更新予定です。便利でお得な情報をキャッチして、理想の家づくりを叶えるためにお役立てください。

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  • 『足る』を知るということ

    『足る』を知るということ

    自分の気に入った家を持つことが出来ると、 日々の暮らしが豊かに感じられるので、 私たち住宅会社は出来る限りお客様の理想を叶えたい と思っているのですが、 どっこい家づくりで常に私たちの前に立ちはだかるのが、 理想と現実との間に生じるギャップです。 つまり、気持ちを考えると 全てを叶えてあげたいと思う反面、 ローン返済や家計のことを考えると そういうわけにもいかないため、 その落とし所をどうするのかに 常に頭を抱えているというわけです。 ネットを開けば夢が膨らむ情報が氾濫しているし、 建てる家の基準はどんどん高くなっていくし、 それに追い討ちをかけるように インフレの影響もモロに受けている中、 それに逆行するように減っていっているのが 手取り金額というのが社会の現実ですからね。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 こんな時代の中 家のコストを増やさないようにする たった1つの方法について お伝えしていきたいと思います。 これは間違いなく 家のコストが落ちる最善の手段なんですが、 今回の記事をご理解いただいていないと 実行するのが難しいので、 なんとなく受け入れてしまっている 常識をリセットする意味でも ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。 必要最小限を心がける 家のコストを抑えるために 最も必要なことは「建てる家のサイズを抑える」 ということです。 家のコストは使う材料や品質よりも 面積によって左右されやすいからです。 また、仕上げはSNSの普及によって、 品質は国が定める基準の向上によって、 抑えることが難しくなっているからです。 ゆえ、家を建てる時には、 面積を数字だけで判断しない ということを心がけていただきたい というのが私たち住宅会社の本音です。 かつ、家の面積が小さくなれば、 1坪あたりの建築コスト(坪単価)も 必然的に割高になるため、 その辺も同時にご理解いただけると助かります。 では、家のサイズを抑えるためには 具体的にどのように考えていけばいいのでしょうか。 もちろん、サイズを抑えたことで 暮らしやすさや使いやすさが 劣化したのでは全く意味がないので、 それらを一切失わないようにしつつ 実現することが大前提となります。 なくてもいいものを考える まず初めに考えるべきは、 「これってなくてもいいのでは?」 と思う場所を考えるということです。 例えば「廊下」。 ただ通るだけの場所であるだけじゃなく、 廊下があれば空気の循環も遮ってしまいますからね。 せっかく断熱と気密を強化して 家全体に温度差が出ないようにしているのに。 また、廊下が増えれば面積が増えるだけじゃなく、 ドアやスイッチの数も増える可能性が高くなりますからね。 続いて考えていただきたいところが いわゆる「客間」と呼ばれている部屋。 年に数回しか使わない部屋のために 数百万円もお金をかけると考えると、 ちょっと勿体無い気がするからです。 ゆえ、弊社では基本的に子供部屋を1階につくり、 子供部屋に客間機能も備えてもらうようにしています。 親御さんが泊まりに来るとしたら 子供たちが小さいうちだけだろうし、 子供たちは小さいうちは親と一緒に 寝室のベッドで寝ていますからね。 いわゆる「ランドリールーム」と呼ばれる部屋も 本当に必要かどうかを考えていただきたい と思っている部屋です。 というのも、現在のお家は 「ながら作業」がしやすいようになっているからです。 なんといっても 料理の支度をしながら・・ 子供たちの勉強の様子を見ながら・・ 洗濯物をたたみながら・・ 子供たちと一緒に遊びながら・・ を実現出来る素晴らしい空間が 今やお茶の間の定番と化した広々としたLDKですからね。 ゆえ、わざわざわずか数分間の作業のためだけに 100万円以上のコストをかけるのは勿体無いではないかと 思っている今日この頃です。 いかがでしたか? 取り急ぎ、カット出来そうなポイントを いくつかご紹介させていただいたのですが、 「確かにそうかもなー」と思っていただけたでしょうか。 というわけで、 次回はこの続きをお伝えしていきたいと思います。 次回は「それぞれの部屋の広さ」についてです。 それでは、、、

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  • 「貯金」が出来る家づくり

    「貯金」が出来る家づくり

    毎月、確実に貯金をしていくためには、 住宅ローンの負担をなるだけ軽減出来るような 予算計画を立てなければいけません。 というのも、家という資産を持つと 賃貸生活ではなかった固定資産税の支払いもあれば、 火災保険費用もグンとアップするからです。 また、将来的なメンテや改装コストを 折り込んだ上で予算を立てないと、 そういった局面に立った時、 住宅ローンに上乗せして 金利が高いリフォームローンを組まざるを得なくなり、 ますます貯金が遠のいていきます。 ゆえ、自分の身の丈に合った適正な予算を算出し、 その中で実現可能な家づくりをすることが とっても大事なんですよね。 おはようございます。 相馬です。 では今回は家づくりで最も大事なことだ といっても過言ではない 「自分の予算と建てる家のギャップを埋める方法」 についてお伝えしていきたいと思います。 ただ、これを理解したとしても、 これだけ情報に満ち溢れた中で これを実行することは並々ならぬ忍耐強さが必要であり 相当難しいことだと思いますが、 知らないことには実行することすら出来ないので、 ぜひ最後までお付き合いただければと思います。 毎月の返済額は手取りの◯%までに 建築費が高騰してしまった現在でも、 収入が上がっているわけではないので、 本音を言うと、毎月の返済負担を 上げるべきではありません。 そして、個人的には、 家を建てつつ貯金をしていくためには、 手取りの25%以内がベターで、 限界点が手取りの30%じゃないかなと考えています。 仮に税込年収が400万円の方なら、 手取りが月26万円ぐらいなので ベターなのが6.5万円で限界点が7.8万円、 税込年収が500万円の方なら、 手取りが33万円ぐらいなので ベターなのが8.25 万円で 限界点が9.9万円といったところでしょうか。 なので、出来ればベターな額から 逆算した金額を銀行から資金調達し、 それに出せる範囲の自己資金を足すというのが 理想的な家づくりの予算だと思っています。 年収500万円の方なら 銀行から借りてもいい額は 2900万円前後という感じですね。 (金利1%・期間35年で試算)で そして、これに出せる自己資金を 合わせた額で家づくりをするのが ベターという感じでしょうか。 ただ、建築費が高騰してしまった現在、 この予算で土地を買って家を建てるのは かなり難しい状況となっています。 ゆえ、これから家を建てる方に至っては、 住む場所を柔軟に考えることが とっても大事なことだと考えています。 例えば、実家に土地があるのなら、 そこに建てるという選択肢も検討する。 あるいはもっと土地が安く手に入るエリアも検討する。 といったところです。 ここ青森県に住んでいる限りは、 たとえ青森の中心部に住んでいようとも 車がいらなくなるわけでもないし、 電気自動車が普及すれば 太陽光発電と蓄電池さえ設置していれば、 少々通勤距離が長くなったとしても 燃料費が高くなることもありませんしね。 そんなわけで少しでも土地価格を抑えることを まずは考えていただければと思います。 そしてその上で建築費を抑える努力も必要となってきます。 情報が氾濫している今の環境では、 設備や仕様などでコストを抑えるのが 限りなく難しくなってきているので、 住みやすさを損なうことなくコストを抑えようと思うと、 ただただ面積を抑える工夫をするしかないわけですが、、、 というわけで次回は、 家の面積を抑えるために必要なことについて お伝えしていきたいと思います。 これは建てる方の理解なしでは 実現不可能なことなので、 ぜひ次回もご覧いただければ幸いです。 それでは、、、

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  • 知らないと大損する情報

    知らないと大損する情報

    色んなことに縛られない 自由で豊かな人生を歩んでいただくためには、 複利効果を最大限活かせるように 「貯金」をやり続けることが大事で、 それを実現するための一歩として 前回住宅ローン選びの重要性について お伝えさせていただいたのですが、 絶やすことなく「貯金」をやり続けていくために もう1つ大切なことが「電気料金」にどう対処するのか ということです。 2022年の10月をもって 燃料調整費の上限が撤廃されたことで 電気料金が一気に値上がりしたし、 電気料金はこれからも容赦なく 上がっていく可能性が高いですしね。 ゆえ、「貯金」の元手を減らす 直接的な原因となる可能性が高い 電気料金の値上がりに 家を建てるタイミングで、 しっかりと対処していただきたい と考えている次第です。 電気料金は、 いつか終わりがある住宅ローンと違って 生きている間ずっと必要となるコストですしね。 おはようございます。 相馬です。 では、そのためにはどうすればいいのか? それは、断熱性能を高めることではありません。 また、換気性能を高めることでもありません。 これらは、日々の暮らしの快適性を 格段に高めてくれるものであることは 疑いようのない事実ではあるものの、 これらによって電気料金が安くなる というのは正しい情報ではありません。 家庭の電気料金の中で冷暖房が締める割合は 年間で28%ぐらいしかないからです。 (国が発表しているデータです) そして、家を高性能化したことによって これがゼロになるわけでもなく、 せいぜい2〜30%削減出来ればいい所だ というのが事実だからです。 つまり、仮に年間で必要となる 電気料金を20万円だと想定した場合、 冷暖房にかかっている電気料金は その28%の56,000円であり、 仮に20%削減出来たとしても、 月ベースでは1000円弱しか安くならない というのが現実だということですね。 いわば、家の高性能化は 電気料金を抑えるための対策ではなく、 長い目で考えるとより快適な暮らしを コストアップすることなく手に入れるための手段である というわけですね。 ゆえ、電気料金に正しく対処するためには、 「家の高性能化」という手段ではなく、 「太陽光発電の設置」という手段を 推奨させていただいています。 太陽光発電の間違った認識 太陽光発電は電気料金の中で 28%を占めている冷暖房費だけじゃなく、 28%を占めている給湯器や その他全てを占めている家電などの 動力の料金も全てまかなってくれます。 ゆえ、リアルタイムで 高騰し続けていっている電気を 電力会社から買わないようにするための 最善の手段であることは 火を見るよりも明らかなことなのですが、 以下の2つの間違った認識によって 後ろ向きに感じている方が けっこういらっしゃるのではないでしょうか。 その1:パネルが長持ちしない 1つ目の認識がこれです。 現在、国内メーカーの発電補償は 25年という家電製品では 異例の長さであるにもかかわらず、 なぜか多くの方が10年ぐらいで パネルがダメになるんじゃないか と思っていたりします。 また、パネルの廃棄が ものすごく高いという間違った認識も なぜかよく耳にするのですが、 これも国内メーカーの製品では 全くそんなことはないし、 そもそも何十年も先のことを心配して 下手したら何百万円も 無駄なお金を支払うことになると考えたら、 めちゃくちゃ勿体無いですよね。 その2:採算が合わない これも反対派の人がよく口にすることですが、 買取金額が48円や42円だった時の 電気料金と現在の電気料金が いかに違うのかに目を向ければ、 これがいかに出鱈目なのか ご理解いただけると思います。 もはや現在は 余った電気を売って儲けるのではなく、 高騰していく電気を 電力会社から買わないことによって 手元からの資金流出を防ぐ というのが正しい認識ですからね。 ゆえ、こういった 裏付けがない間違った情報に惑わされないように 気をつけていただければと思います。 現在の世界の動きを見ている限りでは、 電気の製造コストは下がるどころか 上がっていく一方であり、 太陽光発電すらつけてないお家は 家計の負担は上がり続けてしまいます。 というわけで、 ローン選びにせよ電気料金に対する対処にせよ、 家づくりをする時は 人生の大きな分かれ目になるといっても過言ではないので、 よく勉強してから家づくりを行っていただければと思います。 それでは、、、

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  • これからの家づくり3つのタブー

    これからの家づくり3つのタブー

      目的のあるなしに関係なく 「貯金」をしていくことは とっても大切なことです。 理由は選択肢と柔軟性が手に入るからです。 貯金があれば待つべきときはじっと我慢して待てるし、 チャンスが来たら飛びつくことも出来ます。 また、じっくりと考える時間もつくれるし、 人生の軌道修正もしやすくなります。 さらに、貯金の一部を長期積立投資に回し、 複利効果を最大限に利用出来れば、 老後資金の大部分をつくることも出来ます。 つまり、貯金によって 金銭的なゆとりを持つことが出来れば、 誰かに所有されていた自分の未来を 少しずつ奪い返すことが出来るというわけですね。 ゆえ、弊社では家を建てたとしても 「貯金」が途切れないような 資金計画を立てることを推奨しているし、 継続的に「貯金」をしていただくために 以下の3つの提案を心がけています。 おはようございます。 相馬です。 では、今回はこれからの家づくりで 絶対に心がけておいてほしい3つのことについて お伝えしていきたいと思います。 3つの全てに 賛否両論あるかと思いますが、 この3つを知り、実行するかどうかで 今後の家計状況が違ってくるのは間違いないと思うので、 ぜひお付き合いいただけると幸いです。   1:住宅ローン選び 住宅ローンを選ぶ時、 一番の争点となるのが「金利」であり、 そこを最重要視すると 金利が安い「変動型」の住宅ローンを 選ぶことになるのですが、 個人的には多少金利が高くても 「固定型」の住宅ローンを 選ぶことをオススメしています。 現在の金利水準と 今後予想される動向から考えると、 「変動型」を選んでおく方がいい と言われているんですけどね。 現在時点から推測すると、 インフレが続くことによって 今後賃金が上昇していく可能性が 高くなってきているとしても、 それが現実化するのは 団塊の世代が一斉退職し出す 2030年頃だと言われているし、 そうなれば「変動型」の金利も 上がりやすくなりますが、 それもおそらく数年間のタイムラグが あると言われていますしね。 まー、とはいえそんな中でも 僕が「固定型」をオススメするのは、 絶対にないだろうと言われている 変動金利の基準となる短期金利を 日銀が絶対に上げないとは 誰も言い切れないからです。 そして「変動型」の金利が上がり出してから 「固定型」に切り替えるという方法は そう上手くいかないからです。 「変動型」の金利が上がる頃には、 「固定型」の金利は確実に上がっているからです。 つまり借り換えを検討するタイミングでは、 「固定型」の金利はさらに上がってしまっているので、 利息の支払いを抑えるどころか、 むしろもっと払うことになる可能性が高いというわけですね。 そんなわけで、 個人的には多少金利が高くとも 最初から「固定型」を選択することを オススメしています。 そして「貯金」の中の一部を長期積立投資に回し、 住宅ローン期間と同じだけの期間で 複利運用していただくことを並行してオススメしています。 ただ「固定型」にすれば、 借り入れ時の手数料が余分にかかることになり、 その分、家にかけられる予算が減ってしまいます。 また、多少なりとも金利が高い分、 借入額を減らさないと 毎月の返済金額が上がってしまうだけなので、 そこを調整するとなれば さらに家づくりにかける予算が 減ってしまうことになります。 ゆえ、それらを踏まえた上で、 家づくり全体の予算計画を立てないといけないし、 かつ、その予算の中でどんな土地を買い、 どんな家を建てるのかを考えないといけないので、 綿密な資金計画と取捨選択が セットにはなってくるんですけどね。 これが1つ目に 心がけておいていただきたいことです。 では次回は、 2つ目の重要ポイントである 「電気料金」についてお伝えしていきたいと思います。 これも家計を大きく左右する要因となるので、 ぜひ現実を知りその対策を見落とさないためにも 次回もご覧いただけたらと思います。 それでは、、、

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  • 美しいが故のシナジー効果

    美しいが故のシナジー効果

    美しい外観は周辺環境に配慮しながら 合理的に間取りをつくることによって 必然的に得られるものですが、 家の正面は人目に晒され、 また自分たちも必ず毎日見る方向であることから とりわけそのデザインに配慮すべき場所ではないでしょうか。 ゆえ、弊社ではどの方位が家の正面になろうとも 家の顔となる正面が美しく、 かつその美しさがなるだけ持続するように 外観を考えているわけですが、 では具体的にそのためにはどのようにし それにどのような効果を期待しているのかについて 今回はお伝えしていきたいと思います。 美しい正面をつくるためには そもそも景観を損なう恐れがあるものを 正面につくらないことが大前提となるのは もはや言うまでもないと思います。 ・不均一な窓(勝手口含む) ・換気扇の外部フード ・エアコンの室外機と配管カバー ・給湯器 ・樋(とい) などが景観を損なう恐れとなるものですね。 ゆえ、正面に窓をつくらずとも 風が通るような住まいにすること、 水回りを家の正面に配置しないこと、 エアコンの位置まで考えながら間取りを考えること、 給湯器の位置も踏まえた上で水回りの位置を考えること、 太陽光発電を設置することや 樋の落ち口まで考えながら屋根の形状を考えること、 これら全てを動線や要望と並行して 考えていく必要があるんですよね。 見た目が美しくなることによる利点 家の見た目が美しくなれば、 間違いなくその家で住むことが よりいっそう楽しくなると思います。 遊びに来た友達からは褒められるどころか きっと羨ましがられるでしょうし、 見ず知らずの人にまで褒められるでしょうしね。 建てられている家の多くが デザイン的な観点が抜け落ちているので、 個人的にはこれが最大の利点だと思っています。 続いての利点が、 外構工事のコストを大幅に削減出来ることです。 理由は、外部に窓が少ないことで 防犯やプライバシーの担保のために 塀、目隠し、植栽などに コストをかける必要がないからが1つ。 とりわけ塀に至っては、 家の外壁そのものが塀のような存在となるので、 立地条件によったらそもそも塀を立てる必要すら ない場合もありますからね。 そしてもう1つは、 家のデザインが美しければ外構工事によって 家を美しく見せようとする必要がなくなるからです。 つまり、家そのものが美しくなれば そもそも装飾のための工事を する必要がないということですね。 最後の利点は、 メンテナンスコストが抑えやすい ということでしょうか。 外壁が汚れる原因となる部材を 家の正面から全て排除しているため、 美しい状態がより持続しやすくなるからです。 もちろん、これは立地条件や 使用する外壁材によっても違ってくるので 一概にそうとは言えないのですが、 とはいえ、正面から汚れの原因となる 部材の一切を取り除いておけば、 正面が汚れにくくなるのは 理屈的には正しいのではないでしょうか。 そんなわけで弊社では 「正面を美しくつくる」ことを推奨させていただいているので、 これから家を建てようとお考えの方は こういった目線も持っていただきつつ、 ぜひ弊社の施工実例をご覧いただけたらと思います。 それでは、、、

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  • 美しさは結果論

    美しさは結果論

    注文住宅を建てる際、採光の手段を外周面だけに限定すると、 家のコストは下がりやすいものの、 逆に土地のコストと外構のコストが上がりやすくなります。 土地のコストが上がる理由は、 充分な採光を確保するためには 隣に建つ家から適度な距離が必要なため、 その分広めに土地を買わないといけなくなるからであり、 外構が高くなる理由は、 土地が広くなる分施工面積が増えると同時に、 防犯性の強化のために塀や目隠しなどに 余分なコストを投じざるを得なくなるからです。 つまり、採光の手段を 外周面だけに限定した家の建て方は、 家の施工面積が抑えられる分 家のコストは安くなるものの、 その見返りとして土地代と外構代が高くつき、 逆に家づくり全体のコストが 高くつきやすいというわけですね。   おはようございます。 相馬です。 また、外周面だけで採光を確保するという手段は、 外観が窓だらけになってしまうことから、 「外観を美しくつくりにくい」 という副作用も発症します。 結果、それを補うために さらに外構工事に予算を注ぎ込むことになり、 更なる負担増を招きかねないという 建てる前には気付きにくい 落とし穴に直面しやすくなります。 そんなわけで、 これから家を建てようとお考えの方には、 もっと間取りづくりを柔軟に考えていただきたい と思っている次第です。 結果的に美しくなる 「中庭」をつくると家が高くなる。 この意見は事実であり、 実際、中庭をつくることによって 施工面積が増えることから、 家のコストは確実に高くなります。 しかし、一方で下がるコストがあることも また一つの事実です。 例えば、土地のコスト。 土地のコストが下がる理由は、 中庭から採光をとるという手段を取ることによって 隣に建つ家を気にせず家を建てることが出来るからです。 つまり、敷地に無駄な余白をつくることなく 家を建てることが出来るため その分土地面積を圧縮出来るから、 また土地の日当たりを気にせず 土地を買うことが出来るため その分土地の坪単価を抑えられるから、 というわけですね。 そして、そうなれば 必然的に外構工事の施工面積も少なくなるので、 外構工事のコストも削減出来ます。 また、採光を家の真ん中から取ることが出来れば、 家の外周面から採光を取る必要がなくなるため、 外周面には風を抜くための小窓しか必要なくなります。 この結果、 プライバシーの担保のためや防犯性の担保のため、 そして外観を美しくするために、 外構工事に余分なコストをかける必要がなくなることから、 後から判明する外構工事の追加コストに頭を悩ますことも 全くと言っていいほどなくなります。 つまり、家のコストは高くなってしまうものの、 土地と外構工事コストが下がるので、 結果的には、冒頭でお伝えしたような家と そう変わらないコストか あるいはよりコストを抑えながら 家づくりをすることが出来るというわけですね。 同時に美しい外観を確実に手に入れながら。 いかがでしたか? 家づくりは全体コストで 考えるべきなんだなということを 知っていただけたのではないでしょうか。 そして、美しい家は 合理的な家づくりをすることによって 結果的に手に入れられるものであるという事実も 知っていただけたのではないでしょうか。 そんなわけで これから家を建てようとお考えの方は、 今回の内容を頭に入れた上で、 家づくりに望んでいただけたらと思います。 「知っているか知らないか」 たったこれだけでこれからの暮らしが きっと大きく変わりますから。 それでは、、、

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  • 住宅ローン金利の仕組みと今後の動向

    住宅ローン金利の仕組みと今後の動向

    今年の春闘で順調に賃金が上昇したこともあり ついに日銀が17年ぶりに マイナス金利を解除する運びとなりました。 これを受けて 住宅ローン金利が上がることになるため 返済に苦しむ人が増えるだろうという ニュースをチラホラ目にするのですが、 果たして住宅ローン金利は 今後どのようになっていくのでしょうか・・・   というわけで今回は、 これから家を建てたいなーとお考えの方が 最も気になっていることであろう 「住宅ローン金利」について お伝えしていきたいと思います。

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  • 周辺環境を考慮した間取り

    周辺環境を考慮した間取り

    この分譲地のE〜Hは最も競争率が高い 南道路の日当たりがいい土地ですが、 仮にあなたがFの土地に家を建てるとしたら、 どのような要望をお伝えになるでしょうか。   この場合、一般的には出来るだけ多くの部屋を 南向きでつくりたいとお考えになると思います。 ゆえ、住宅会社はそれを実現すべく そもそも2階建てありきで 間取りを組み立てようとします。 そして、その意図の通り 出来るだけ多くの部屋を南向きでつくり、 その部屋の南に大きな窓を つくることになると思います。 しかし一見ベストな提案のように思える この王道的な間取りも、 蓋を開けてみると大きな落とし穴が潜んでいます。 例えば、日当たり。 この土地で南向きに窓をつくるということは イコール(=)家の中が丸見えになる ということでもあります。 つまり、この間取りの弱点は、 プライバシーが担保されていない ということなのですが、 これが様々な支障をもたらします。 まず、南向きの窓全てに カーテンが必要となります。 視線を遮断するためにです。 そしてカーテンによって 光が遮断されてしまい 家の中が常に薄暗くなります。 それどころか、家の奥の方、 つまり北になればなるほど もっと光が届かなくなり、 昼夜問わず照明をつけ続けて おかないといけません。 つまり、明るいはずのお家が 暗くなってしまうという思いも寄らない現実を 突きつけられてしまうわけですが、 カーテンというアイテムは 明るさと同時に「開放感」をも奪ってしまいます。 カーテンが開けられない ということは、 窓があることによって 感じられるはずだった 「抜け感」が感じられなくなる ということでもありますからね。 また、南向きの土地は 庭を道路に面してつくらないといけないため 庭も家の中同様に丸見えになってしまう という弱点も持ち合わせています。 ゆえ、南にウッドデッキをつくっても 思っていたようには使うことが出来ない という悲しい現実に直面します。 あるいは、どうしてもデッキを使いたい とお考えなのであれば、 「目隠し」をつくるという手段を 百万円近いコストを捻出して行うか の選択を強いられることになります。 そんなわけで、 間取りプランを考える時は、 周りの環境まで考慮した上で 考えなければいけないというわけですね。 本当に住み心地がいい家を建てるためには。 一番の解決策とは? では、この問題を解決するためには 一体どうすればいいのか? それは、そもそも南向きの土地を買わないことが 実は一番の解決策だと考えています。 南向きの土地を買ったのに南に部屋を配置せず、 南に大きな窓をつけないというのは きっと多くの方にとってハードルが高いからです。 プライバシーの担保と安定採光の 両方を実現するためには、 たとえどれだけ日当たりがいい 南向きの土地だとしても、 単純に南に部屋を配置し、 南に大きな窓をつくるという 単純なプランにはしませんからね。 そういう間取りは、 カーテンやシャッターといった オプションもたくさん必要になるし、 確実といっていいほど外構工事にも 多額のコストが必要になるため、 土地だけじゃなく、家や庭代までも 高いものにしてしまいますからね。 そんなわけで、 これから土地選びをしようとお考えの方は、 この記事を参考にしていただき 出来れば南向きの土地は 避けていただければと思います。 南向きの土地にこだわらなければ 土地代も含めて家づくりのコストを抑えることが出来、 その分、ローンの負担を減らすとか、 より家具やインテリアにこだわっていただけますから! それでは、、、  

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  • プラン作成で最も大切な要素

    プラン作成で最も大切な要素

    プランをつくるにあたり お施主様の要望が大切なことは もはや言うまでもありませんが、 それと肩を並べて大切なことが 土地の周辺環境がどうなっているかということです。 周辺環境も踏まえた上で要望をお聞きし プランをつくるようにしないと、 プライバシーや採光に問題が発生し 外構工事代がグンと高くなるとか カーテンが開けられなくなり 明るさや開放感を殺してしまうからです。 例えば、以下の図面は 全区画50坪に分割された新規分譲地ですが、 この中で仮にBの土地に家を建てるとしたら どのような間取りにされるでしょうか。 この場合、 道路から5〜6mぐらい距離を開け 駐車スペースを確保し、 少しでも光が入ってくるようにと 南から3〜4mぐらい距離を開けつつ 南向きにリビングを配置しながら 家を建てるのが一般的ですが、 正味の話、南に建つ家が2階建てだった場合 1階のリビングには 「冬」ほとんど光が入ってきません。 前に建つ家との間に 充分な距離が確保出来ていないため、 太陽高度が低い時期は 前に建つ家によって 光が阻害されてしまうからです。 また、このような建て方をした場合、 1階に寝室や子供部屋などの 個室をつくるのが難しいため、 それらは必然的に 2階に配置されることになるのですが、 そうなれば部屋の南面に突き出して ベランダが設置されやすくなり、 そのベランダによってさらに光が阻害され リビングの薄暗さに拍車をかけてしまいます。 西も東も家に囲まれているため 西や東から補助的に光を入れようとしても 建物によって光が阻害されるし、 窓のサイズを大きくしたとしても 隣家との距離が近いと カーテンを開けることが出来ないため 結局、大して光が入ってきませんしね。 そんなわけで 周りが家に囲まれている土地で家を建てる場合は、 こういったことも考慮した上でヒアリングを行い、 懸念される事項の解決策とのバランスをとりながら プランを作成していかないといけない というわけですね。 一例としては、 どうしてもリビングを南に配置したいのであれば、 採光問題を解決するために リビングに「吹抜け」をつくる という手段が考えられます。 吹抜けをつくり、 より高い位置から光を採るようにすれば 1年中、前に建つ家によって 光を阻害されることがなくなるからです。 かつ、太陽高度が低くなる冬は 奥深くまで光が射し込んでくれるため、 北に配置されやすく暗くなりがちなキッチンも 明るくなりやすいし、 吹き抜けがあることによって抜け感が出るため 開放感も感じやすくなりますしね。 また、「中庭」という手段も「吹抜け」同様に 1年中光を確保し続けることが出来る とっても有効な手段となります。 「中庭」をつくるとなれば、 リビングは一番南ではなく 一番北に配置することになるため、 必然的に前に建つ家との間に 充分な距離が生まれるからです。 かつ、西や東に建つ家との間にも 充分な距離が確保出来るため 1日中安定的に光が入ってくるし、 家の真ん中から採光を確保出来れば 家全体に満遍なく光を届けられるので、 隣家との距離が近い外周面に 採光のための窓をつくる必要もないし、 間取りの自由度も高まりますしね。 いかがでしたか? 土地に合わせて間取りを考えることの 大切さについて「なるほど!」と 思っていただけたのではないでしょうか。 では、次回は、 この分譲地内のEの土地について 解説していきたいと思いますので、 ぜひ次回もご覧いただけたらと思います。 それでは、、、  

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  • 平屋の現実 その5

    平屋の現実 その5

    共働きが多くなってきた今、 家事の負担を下げたいとお考えになる方も 多くなってきていると思います。 そして、その実現の手段として 弊社では「平屋」を推奨しているのですが、 今回はその理由について お伝えしていきたいと思います。 今回の内容も、 言われてみるとごく当たり前のことですが、 言われるまで案外気がつかないことなので、 ぜひ最後までお付き合いください。 まず平屋にすることで 圧倒的に負担が減ることが 洗濯の一連の動きです。 干すにせよ、取り込むにせよ、 たたむにせよ、片付けるにせよ、 全て平面移動だけで事足るからです。 2階建ての場合は、 上と下を行ったり来たりしないといけない 可能性がグンと高くなりますからね。 ただ、平屋の場合でも 注意しておかないといけないことが、 「干場をどこにするのか?」ということです。 家の正面に干すとなると、 他人から洗濯物が丸見えになるし、 隣家との間のスペースに干すにしても、 勝手口から外に出るとなると、 その往復だけでもけっこうな手間になりますからね。 人と会う可能性も考えると、 ノーメイクやパジャマのまま 外に出ていきにくいですしね。 また、室内干しにする場合でも、 それなりにスペースを確保しないと ギュウギュウで洗濯物を干すことになり、 これがなかなか乾きにくくなる原因となり、 半乾きの臭いが発生しやすくなってしまいますしね。 そんなわけで、平屋にする場合 洗濯物をどこに干すのかを熟慮することが 大切かと思っている次第です。 片付け・掃除も楽になる そして「平屋」にすることで 圧倒的に負担が減るのが片付けと掃除です。 片付けの負担が減る理由は、 全ての部屋と収納が同じ階にあるから。 つまり、子供たちのおもちゃや学校道具を 自分の部屋に片付けておけるようになるし、 家族みんなの衣類なども各々の収納に 片付けておけるようになるからですね。 2階建ての場合だと、 子供たちのおもちゃや学校道具を 毎日2階にある自分の部屋に 持ち運びするのはほぼ不可能だし、 衣類にしても いちいち上に持っていくのが面倒になり そのうちリビングやダイニングに 置きっ放しになってしまいますからね、 掃除に関しては、 片付けがしやすいことから 掃除をする前の一手間が減るから、 そしてワンフロアなので、 ルンバに昼間働いてもらえるからですね。 そして、これに加えて もっと掃除の手間が省ける方法が一つ。 それは、埃が貯まる場所を 最小限にする工夫をするということです。 例えば、幅木。 床と壁の取り合いのところに つける部材のことですね。 これに関しては、 従来のものよりも薄型のものが 製品として出ているので、 これを使うことを推奨しています。 また、ドアを天井の高さに合わせると、 ドア枠の上にたまる埃がなくなるし、 窓枠もなくしてしまえば、 窓枠の上にたまる埃もなくなります。 かつ、カーテンがいらないように 間取りを設計すれば、 カーテンレールにたまる埃もなくなるし、 カーテンの掃除をする必要もなくなります。 カーテンをなくすことが出来れば、 窓の数を最小限にすることが出来るし、 そうなれば窓掃除もずいぶんと楽になりますしね。 そんなわけで弊社では、 「間取りに一工夫を加えた平屋」を オススメさせていただいているというわけですね。 いかがでしたか? 平屋は老後に良いとよく言われますが、 それは当たり前として、 個人的には子育て期間中こそ 「平屋が最強」なんじゃないかとよく思います。 間取りさえ間違えなければ、 便利なのはもちろんのこと、 超快適にも暮らせますしね。 というわけなので、 これから家を建てる方は、 平屋という選択肢も持ちながら、 家づくりに臨んでいただければと思います。 それでは、、、

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