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相馬建築のブログはこちらからご覧いただけます。完成見学会の開催情報のほか、優れた土地の取得方法や家づくり・インテリアづくりの極意といった情報を随時更新予定です。便利でお得な情報をキャッチして、理想の家づくりを叶えるためにお役立てください。
ブログ一覧
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一網打尽な提案
物が溢れやすく生活感が出やすい リビングダイニングキッチンを 美しい状態で保ちやすくするには、 「部屋や収納をどこに配置するか」が大事です。 例えば「子供たちの部屋は2階につくるもの」だと 一般的に考えられていますが、 自分自身の過去の経験上、 この当たり前は必要ないという結論に至りました。 子供たちは小さいうち自分の部屋を全く使わないし、 思春期となり使い出したとて 寝る前までリビングで過ごすのが 日常的に当たり前となっていることから、 いつも使うものは基本、 常にリビング付近に置きっぱなしになっているからです。 もちろん、時々は張り切って掃除をして 一旦、荷物をまとめて自分の部屋に 持っていってもらっていたのですが、 10日もすれば元通りになっているということを繰り返した結果、 不毛さに気が付いてそのまま放置しているという状態ですね。 ま、これはこれで 子供たちと過ごす時間が多いことの裏返しでもあるので、 いいんですけどね(笑) おはようございます。 相馬です。 そんなルーツもあってか 弊社では子供たちの部屋を基本1階につくることを オススメしているのですが、 これは子供部屋に限らず 寝室にも同じことが言えるのではないでしょうか。 これも再び自分の話になるのですが、 着ていた服をわざわざ2階まで持っていくのも 明日(今日)着る服を1階に持って下りてくるのも なかなか面倒だからです。 結果、いつも着るものは 基本ダイニングチェアーに引っ掛けているし、 鞄なんかもダイニングチェアーの上に 置きっぱなしになっているというのが我が家の現状です。 そんなわけで、 こんな我が家の状況踏まえて 「だったら絶対平屋がいいやん!」 という結論に至ったというわけです。 もちろん、うちの子供たちも100%同意です(笑) もっとも、我が家がそろいもそろって ただただ横着家族なだけかもしれないところは 否めない事実なんですが・・・ 平屋に家事楽なんて関係ない? 家事楽な家にしたいというご要望を 家を建てる誰しもがお持ちだと思いますが、 こと「平屋」に関しては、 そんなことを気にする必要は一切ないのではないでしょうか。 部屋や収納がリビングダイニングキッチンと同じフロアにあるため、 自分たちの荷物や服を自分の部屋に片付けるのが 2階建住宅のように億劫じゃなくなるし、 そうなればリビング付近に物が溢れにくくなるので、 仕事に行っている日中にルンバのタイマーをセットしておけば 勝手に床掃除をしてくれるからです。 また、洗濯の一連の流れに関しても 上下移動がない上、移動距離も短くなることから 2階建てに比べて圧倒的に楽になるのは間違いないと思います。 ましてや平屋の最大の難点である 防犯とプライバシーを担保するために 「中庭」があるお家にしてしまえば、 干すも取り込むも片付けるも全てわずか数歩でこなせますからね。 そんなわけで、日常生活の困った、を一気に解決し より豊かに暮らしを送っていただくために 弊社では平屋を中心とした家づくりをしているというわけです。 それでは、、、 -
収納が多いに越したことはない?
「収納は多いに越したことはない」 収納が足りず部屋に物が溢れている状態を想像すると、 あっさりこういう結論に至ってしまうのですが、 収納を多くつくれば建築コストも上がってしまうため (家の面積が大きくなるから) 単純にたくさんつくればいいというわけではありません。 また、人は「隙間があればそこを埋めたくなる」 という習性を持っているため、 たとえ収納をたくさんつくったとて その余白に合わせて物を増やしてしまう可能性が高いことから 収納のつくり過ぎにも注意した方がいいかもしれません。 「物が増える」ということは 「無駄遣いをしている」可能性が高い ということでもありますしね。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 「収納」に対する弊社の考え方について お伝えしていきたいと思います。 これを覚えていただくと 不用意にコストを上げることなく 充分な収納量を備えたお家を建てやすくなると思うので、 知識アップのために最後までお付き合いください。 床ではなく壁で考える その収納にどれだけの物を納めることが出来るかは、 床の多さというよりも壁の多さに大きく依存します。 例えば、2帖という収納は 1m69cm×1m69cmという広さですが、 この収納は壁をどう使うかによって収納の分量が違ってきます。 全部で4面ある壁のうち 2面しか使えないように入口をつくった場合、 1.69m×2面=3.38mが棚1段あたりに置ける分量ですが、 これを3面使えるように入口をつくった場合、 1.69m×3面=5.07mにまで棚1枚あたり置ける分量が増えますからね。 ゆえ、収納を考える時は、 単純に広さだけを見るのではなく その壁をどれだけ有効活用出来そうなのかに 着目していただければと思います。 それさえ出来るようになれば、 ある程度正確に収納の容量が 把握出来るようになるんじゃないかと思います。 回遊動線は落とし穴 そしてこの考え方を知っていただくと 回遊動線(グルグル回れる通り抜け動線)が いかに収納に悪い影響を及ぼしやすいのかを ご理解いただけると思います。 通り抜けられるということは、 その通路に面した壁を全く使えなくなる ということだからです。 先程の2帖の収納の場合で考えると、 4面ある壁のうちたった1面しか使えなくなる ということになりかねませんからね。 つまり1帖の収納と同じだけの容量しかないということです。 2帖という広さは1帖という広さよりも 30〜40万円も多くコストがかかっているというのに、です。 そんなわけで回遊動線に関しても 便利そうだというメリットだけに着目するのではなく その裏にこんなデメリットがあることも ご理解いただければと思っています。 収納に限らず部屋にも壁が必要 さらにこの考え方は 収納だけじゃなく部屋でも同じことが言えます。 4面ある部屋の壁のうち、 1面には入り口のドアがつくとして もう1面にクローゼットをつくり 残りの2面に窓をつくってしまったら、 その部屋には全体を使える壁がなくなってしまうからです。 結果、物の配置が難しくなるし、 模様替えをする余地もなくなるし、 コンセントの位置もかなり限定されてしまいます。 ゆえ、間取りを考える時、 いかに壁を多くつくるのかを 弊社では意識しているというわけです。 壁が増えれば収納が安定するだけじゃなく、 耐震も良くなるし断熱効果も良くなりますしね。 もちろん、そのためには 最小限の窓で採光と風通しを確保出来る 間取りにしないといけないんですけどね。 というわけで、 最後は少し話が脱線しましたが、 とにかく収納は「床」ではなく「壁」が重要であることを ぜひ知っておいてもらえたらと思います。 それでは、、、 -
なぜカーテンがいらない家にこだわるのか?
カーテンの役割は、 ①光量を調整する ②窓から侵入する外気を防ぐ ③プライバシーを担保する ④見たくないものを隠す(外) ⑤見られたくないものを隠す(中) この5つがあると言われていますが、 これら5つを全て満たすために 全窓へのカーテン設置を前提として 間取りや窓を考えてしまうと、 開放感や明るさが犠牲になります。 常に③〜⑤を満たそうとすると カーテンを開けたままにしておくことが 出来なくなってしまうからです。 また、カーテン費用は 基本建築費用に入っていないため、 数が増えればその分コストへの跳ね返りが大きくなるし、 それに加えて 一つ一つデザインや素材にこだわっていくとなると なおのことその跳ね返りが大きくなります。 そんなわけで弊社では、 出来るだけカーテンが必要のない 間取りや窓づくりをするように常に心がけています。 カーテンが必要なくなれば、 カーテンを洗う手間もなくなるし、 レールの拭き掃除もしなくていいし、 窓を開ける度にカーテンがビラビラ揺れる あの鬱陶しい思いも一切しなくて済みますしね。 おはようございます。 相馬です。 基本カーテンが必要ない家にするためには、 周りから自分の家がどのように見えるのかを考えながら 間取りを考えなければいけません。 例えば、南向きの土地で間取りを考える場合、 安易に南向きにリビングをつくり 南向きに窓をつくってしまうと外からの視線が気になり 四六時中カーテンが開けられない家になってしまうので、 基本このようなレイアウトでは間取りをつくりません。 このお家は直射光が眩し過ぎるせいで きっとテレビの画面も見にくいでしょうしね。 また、北向きの土地の場合、 南向きと違ってリビングが 人の目に触れる可能性はグンと下がるものの、 裏側に家が建っているとしたら、 室外機や給湯器やゴミ箱が陳列され、 換気扇から出てくる黒カビで薄汚れた 家の裏側がリビングから見える景色となり 結局カーテンが開けられなくなるので、 この場合も安易にリビングを南に持ってくるのではなく、 どうすればリビングの窓から カーテンを取り除くことが出来るのかを考えつつ 間取りをつくりあげていきます。 大半の時間を過ごすリビングの窓に カーテンがいらなければ、 光もたっぷりと入ってくる上 外や空が見えることで開放感が出て、 最高の空間が出来上がりますからね。 カーテンがいらない設計にする利点 カーテンがいらないお家をつくることが出来れば、 日中照明をつける必要が一切ありません。 常時入ってくる自然光を防ぐものがなくなるからです。 晴れの日はもちろん曇りや雨の日だとしても、です。 そして、カーテンがいらないお家をつくることが出来れば、 カーテン代が必要なくなります。 おそらく50万円前後のコストが。 また、カーテン代が浮くと共に 窓のコストも減ることになります。 カーテンがいらないことで最小限の窓だけで 採光と換気が確保出来るようになるからです。 さらに、冒頭でもお伝えしたように カーテンを洗う必要もなくなれば レールの拭き掃除もいらないし、 窓を開けた時の鬱陶しいカーテンのビラビラに イライラすることもなくなります。 この他、カーテンがいらなくなり 窓の数を最小限に出来れば、 その分、壁が増えることになるので 耐震性も高くなるし断熱性も高くなります。 窓が少なくなれば、 外壁を汚す窓からの垂れジミも少なくなるし、 戸締りの心配もきっと減るでしょうしね。 というわけなので、 カーテンの数を少しでも減らせるよう、 周りから自分の家がどう見えるのか? そして、カーテンがいらないようにするには どうすればいいのか? こういった視点で間取りを考えてみてください。 それでは、、、 -
建築中に必要となる利息の話
住宅ローン返済は、 家の引き渡しが終わった時点から 始まるのが一般的な流れですが、 この流れで進めた場合綿密に申し上げると、 土地をローンで購入する方は土地の支払いをした時点から、 土地を現金で購入する方や土地を買わなくていい方は 中間金のお支払いをした時点から、 元本は据え置いたまま利息だけ支払うことが一般的です。 ゆえ、住宅ローンを利用するにあたっては 金利や保証料の有無やパーセンテージ、 その他最初にかかる費用などに加え、 この利息がどれくらいかかるのかも 一緒にお聞きしていただくことをオススメしています。 おはようございます。 相馬です。 では今回は建築中にかかる利息について お伝えしていきたいと思います。 「分割融資」と「一括融資」の2つのパターンがあり、 どちらを選ぶかによって利息の額が違ってくるのですが、 それぞれにメリットもあればデメリットもあるし、 どちらも選択できる銀行とそうじゃない銀行があるので、 まずは基本的な知識を身につけていただければと思います。 分割融資と一括融資の違い 土地から買って家を建てる場合、 銀行からの融資が必要となるのは ①土地の支払いをする時 ②家の中間金を支払う時 ③家が完成し残金を支払う時 この3つですが、 ①や②の時点から住宅ローン返済が始まってしまうと、 家賃とローンを二重払いしないといけなくなるため、 基本、銀行は①や②のタイミングで融資を実行しても 元本は据え置いたまま利息だけを返済してください という形をとっています。 そして「分割融資」とは、 ①のタイミングではその際に必要となった 融資金額だけで利息を計算し、 ②のタイミングを迎えた時点で、 ①に加えて②の利息も発生するという流れを取るのに対し、 「一括融資」とは、 ①のタイミングで借入額全額に対して利息を発生させる という流れを取ります。 具体的な数字を当てはめてみると 仮に借入額が4000万円で金利が1.4%、 土地取得にかかる費用が1000万円で 土地購入から住宅ローン返済までの期間を6ヶ月、 建築費の中間金が2000万円で 中間金支払いから住宅ローン返済までの期間を3ヶ月だとしたら、 「分割融資」の場合は、 1000万円×1.4%÷12ヶ月×6ヶ月=約70,000円(土地利息) 2000万円×1.4%÷12ヶ月×3ヶ月=約70,000円(建物利息) 合計約140,000円 「一括融資」の場合は、 4000万円×1.4%÷12ヶ月×6ヶ月=約280,000円 といった感じですね。 こうやって見比べてみると 「分割融資」の方が利息の負担が小さいのは お分かりいただけたかと思います。 あくまで「分割融資」を選ぶことが出来れば、 の話なんですけどね。 銀行によっては「一括融資」しか 選択肢がないところもありますからね。 ☑一括融資の利点 では、続いて「利息」ではなく 「保証」という点に目を向けてみますね。 住宅ローン金利の中には 「団体信用生命保険」と呼ばれる 生命保険料も含まれているのですが、 もちろん、利息だけの支払いが発生する この融資にも保険がかかっています。 ゆえ、建築中に万が一のことが起こった場合、 「一括融資」だと借入金全額が 一括繰り上げ返済されるのに対し、 「分割融資」だと融資してもらっている 部分的な金額分しか繰り上げ返済がなされません。 仮に、土地の支払いが終わったと同時に 万が一のことが起こったとしたら 「一括融資」だとローンが0円になるのに対し、 分割融資だと土地取得のために払った費用 1000万円しか繰り上げ返済がなされないため 残った3000万円分は相続人が払っていかないといけなくなる という感じですね。 このように保証に目を向けてみると 「一括融資」の方がいいかも? となる方もいらっしゃるかと思います。 万が一とはいえ、 こんなわずかの期間で絶対に起こらない とは言い切れませんからね。 ☑で、結局どっちがいいのか? という話になると思いますが、 「分割」と「一括」の両方を選べる銀行もあれば、 「分割」しか選べない銀行もあるし、 逆に「一括」しか選べない銀行もあります。 また、銀行によったら 元本据え置きの利息を払っている期間、 実行された融資額にも住宅ローンと同じ金利で 利息をつけてくれているところもあります。 (つまり、実質負担が0だということです) なので、住宅ローンの話を聞きに行った時には、 金利や保証料の有無やパーセンテージ、 その他最初にかかる費用などに加えて 「分割融資」と「一括融資」についても 一緒に聞くようにしてくださいね。 そして、全条件をテーブルに並べ それらを総合的に判断して 最も自分がしっくり来るローンを 選んでいただけたらと思います。 それでは、、、 -
利息の無限ループの予防法
「家賃並みで家が買える」という謳い文句は、 家が欲しいと思っている方にとって とっても魅力的なフレーズですが、 これをそのまま真に受けて家を建てていいのかと言うと、 もちろんそうではありません。 賃貸住宅だと固定資産税を払わなくいいけど、 家を持てば持ち続けている限り ずっと払い続けなければいけなくなる。 賃貸住宅だと 家財道具にだけ保険をかけていればいいけど、 家を持てば家そのものにも火災保険をかけなくてはいけなくなる。 と同時に地震保険にも。(これは任意です) 賃貸住宅だと 建物そのものが老朽化しても自分で直す必要はないけど、 家を持てば老朽化の修正費用は全て自己負担となる。 そして、その修繕を怠ってしまうと 家の寿命を縮めることになるし暮らしの質も下がる。 賃貸住宅だと 面積が小さい上に家族の人数も少ないし 子供たちも小さいことから 光熱費(電気・ガス代)はそこまで高くないのに対し、 家を持てば面積が大きくなる上に 家族の人数が増える可能性が高いし、 子供たちが大きくなるに連れて光熱費も高くなりやすい。 といったことが想定されるからです。 おはようございます。 相馬です。 ゆえ、こういった維持管理(ランニング)コストを どう準備していくのかを考え、 その上で毎月の返済金額をはじき出して欲しいと思っています。 あ、そうそう。 家電製品の買い替え費用も、ですね。 これは賃貸住宅に住んでようがマイホームに住んでいようが いずれにしても必要となる費用なので 冒頭の説明では割愛していましたがこれも必要になりますからね。 しかも、これらはなぜか支出が増えるタイミングで 見事に壊れてくれますからね。 準備を怠った結果 冒頭の謳い文句に飛びついて家を建てた方の多くが、 おそらくこれらの費用の捻出に かなり苦戦しているのではないでしょうか。 例えば、 家電は10年前後で壊れるとよく言われますが、 実は家電が壊れるタイミングは 子供たちにかかるお金が急激に増えるタイミングと ちょうど被ります。(塾代や進学費用です) 結果、ジリジリと貯金が減っていくし、 そんな中家電を買い換えるとなると、 数十万単位のお金が一気に吹っ飛んでいきます。 (例) →エコキュートの買い替え: 処分費も含めて約50万円 →便器交換: 処分費も含めて約15〜30万円 →エアコン交換:(1台あたり) 処分費も含めて約10〜20万円 ま、通帳からこれだけのお金が ジャブジャブなくなっていくとなると、 メンタル的にかなりしんどいですよね。 その上、建って10〜15年ほど経つと コーキングが切れたりひび割れたり 外壁材の塗料が落ちてきたりするため、 この修繕にも着手しないといけなくなります。 そして、これらには ざっと150万円ほどかかるのですが、 この状況に備えて修繕費を積み立てていない場合、 これを見送るかあるいはリフォームローンを組むかの 2択を強いられることになります。 見送るとなると 家はどんどん劣化していくことになるし、 リフォームローンを組むとなると、 既存の住宅ローンに上乗せして さらにローンを払うという感じですね。 そんなわけで、 こんな状況に陥らないために 事前にこういった資金を どう準備するのかを考えておいて欲しいと 思っている次第であります。 この他、老後に近づくと キッチンやお風呂なども老朽化し 取り替えないといけなくなるのですが、 これまたリフォームローンを組むとなると、 エンドレスで割高な利息を払い続けることになるので、 甘くて楽観的なフレーズに騙されないよう 気をつけてくださいね! それでは、、、 -
家づくりは「暗い老後」と「明るい老後」の分かれ道
「老後資金」は「住宅資金」と「教育資金」と共に 人生の三大資金と言われていますが、 リタイアした後の資金(老後資金)を どのように準備していくのかを考えながら 家づくりをした人とそうじゃない人とでは、 間違いなく老後の暮らしにくっきりと明暗が分かれると 個人的には考えています。 ゆえ、リタイア後の資金をどう準備するのかを同時に考えながら 家づくりの予算計画を立てることをオススメしているのですが、 では、それを実行するためには 何をどのように考えればいいのでしょうか。 おはようございます。 相馬です。 まず、リタイア後の資金計画を建てる上で 知っておいてもらいたいことが、 リタイア後、豊かに暮らしていくためには 一体どれくらいの費用がかかりそうなのかということですが、 国が発表しているデータなどを参考にざっくりと試算してみると おそらく月35万円ぐらいだと考えておいた方が良さそうです。 (夫婦2人の最低生活費が22万円、 それにゆとり(旅行・趣味)費用13万円を上乗せした合計金額です) ゆえ、この数字を把握するためには 自分が仕事を辞めたいと考えている年齢と その後、何年ぐらい生きそうなのかに 420万円(35万円×12ヶ月)を かけていただくといいのかなと思います。 仮に65歳でリタイアしたくて 家系的に90歳ぐらいまでは生きそうかなーとしたら、 420万円×25年=1億500万円という感じですね。 こうやって数字に直してみるととんでもない数字ですよね・・・ では、次に「年金」をどれくらいもらえそうなのか 考えていってみましょう。 仮に、規定通り65歳から年金をもらい始めるとしたら どれくらいもらえるのでしょうか。 もしかしたら今後は減っていく可能性もあるかもしれませんが、 とりあえず現時点の基準で試算してみますね。 仮に、ご主人が会社に勤め続け 平均年収500万円をもらい続けたとして、 奥さんは扶養の範囲内で働き続けたとしたら、 このご家庭が65歳からもらえる年金額は おおよそ22万円ぐらいです。 ゆえ、このご家庭の場合贅沢をしなければ なんとか年金だけで暮らしていくことは出来そうですが、 それだけでいっぱいいっぱいなので 全く楽しくない老後生活を送らざるを得なくなってしまいます。 ゆえ、不足分である毎月13万円を25年×12ヶ月分、 つまり3900万円を これからリタイアするまでに貯金していかなければいけません。 なかなか大変な数字ですがこれがリアルな数字だし 家を持ちながらそして子供たちを育てながら これを実行していかないといけません。 不足資金を賄う2つの対策 ここまでの話だと、 「ちょっと無理かも・・」「家は買えそうにないな・・」 と思ってしまったかもしれませんが、 個人的には全く悲観的にならなくていいと思っています。 これからお伝えさせていただく2つの対策さえ実行していただければ。 まず、1つ目の対策が 「長期積立投資」を今すぐやり始めるということです。 かつ働き続けている間ずっとやり続けるということです。 「長期積立投資」とは毎月(毎日でも良いです)決まった額で 投資信託を買い続けていくことです。 例外なく誰もがこれをやった方が良い理由は、 一番お金が増える貯蓄方法からです。 銀行の定期預金や貯蓄型の保険なんて 比にならないぐらい圧倒的に、です。 ゆえ、働いて稼いだお金の中で可能な限り多くの金額を 「長期積立投資」に入れていってください。 まず1つ目の対策がこれです。 端的に申し上げると 「あなたも働きながらあなたが稼いだお金にも働いてもらう」 という感じですね。 そして、2つ目の対策が リタイアする年齢を65歳から75歳に延ばすということです。 かつ、夫婦そろってです。出来れば奥さんも正社員で。 正社員になれば労働期間中余分に納税しないといけませんが、 厚生年金に加入出来ればその分もらえる年金が増えるからです。 「えっ?それはちょっと・・・」と一瞬思われたかもしれませんが、 けっこう真面目にこれをお伝えしています。 理由は2つ。 1つは仕事をしなくなったら間違いなく毎日退屈になるから。 ますます長生き社会になるとしたら 働かない期間を延ばしたらその分もっと資金が必要になりますしね。 そしてもう1つは、 75歳まで年金受給を遅らせると国民年金額が1.84倍になるからと その上、厚生年金を夫婦そろってもらえるとなると 最悪、貯金がほとんど出来てなくても年金だけでなんとかなるからです。 ゆえ、2つ目の対策として 夫婦そろって75歳まで働き続けることを推奨しています。 ただし、これは健康であることが条件になってくるので、 あくまで第2の対策なんですけどね。 (所得があると納税も多めにしないといけなくなるし 医療費も高くなってしまいますしね) というわけで、この2つを知っていただき 実行することを前提として家づくりをしていただければと思います。 そうすれば「絶対に」とは言い切れませんが、 ほぼ老後の心配をすることなく マイホームを持つことが出来ると思いますから。 それでは、、、 -
農地に建てるという選択肢
インフレによって建築費はもちろん 外構工事費も土地造成費も値上がりしたことから、 土地から買って家を建てるとなれば 数年前よりも最低でも500万円、 場合によったら1000万円ほど 家づくりの予算が上がってしまいました。 ゆえ、個人的には費用を大幅に浮かせるために 実家に土地があるのなら そこを積極的に活用することをオススメしているのですが、 もちろん、この場合でも何もせずに(お金をかけずに) そのまま建てることが出来る土地もあれば そうじゃない土地もあります。 古い家が建っている場合であれば解体工事が必要になるし、 田んぼや畑に建てるのであれば造成工事が必要になるように。 そんなわけで今回は、 手続き的にも費用的にも若干ややこしい 田んぼや畑などの「農地」に家を建てる場合について お伝えしていきたいと思います。 おはようございます。 相馬です。 実家が所有している農地に家を建てる場合、 「市街化区域」なのか「市街化調整区域」なのかによって 手続きやかかる時間が変わってきます。 「市街化区域」は基本的に宅地を推奨している地域なので、 簡単に宅地にすることが出来るのに対し、 (事後報告の許可で大丈夫です) 「市街化調整区域」は基本的に農地を推奨している地域なので、 市街化区域のように簡単に宅地にすることが出来ないからです。 (事前に届出をして許可をもらわないといけません) ゆえ、まずはこの地域を確認していただければと思うのですが、 仮に「市街化調整区域」か、 「市街化区域」でも「市街化調整区域」 のどちらでもない地域だったとしたら、 次に確認していただきたいことが 「農業振興地域」に該当しているかどうかということです。 仮に、農業振興地域に該当しているとしたら、 農地を宅地に変える「農地転用」という申請をする前に、 農業振興地域から外してもらう 「除外申請」をしないといけないのですが、 そのタイミングが年に2回しかないからです。 ゆえ、農地に家を建てようと思ったら ここまでのことを親御さんに確認してみてください。 市街化区域の場合だと、 農業振興地域であることもないし、 農地転用は1ヶ月もあれば出来るのですが、 市街化調整区域やそれ以外の地域の場合は、 農地転用に2ヶ月ほどかかる上に、 農業振興地域にかかっている場合、 申請のタイミングが年に2回しかないため、 早くても8ヶ月、タイミングが悪い場合、 1年以上も農地転用が終わるまで 時間がかかってしまうかもしれませんからね。 要は、地域によって家を建て始めるまでの時間が かなり違ってくるというわけですね。 農地を宅地にする費用 続いて費用についてですが、 農地を宅地にする場合、 以下の費用がかかってきます。 ・農地転用費用 ・開発許可費用(必要な場合) ・測量分筆費用(農地の一部を宅地にする場合) ・境界擁壁工事(田んぼや隣地との境の壁) ・水道引き込み工事 ・水道加入金(市役所に払うお金) ・排水負担金(農業用水路に排水をするため) ・土工事(土のすきとりと追い足し) もちろん、これらは土地の状況によって違ってくるので 一概には言えないのですが、 単純な目安としては「宅地にする坪数×5万円」 くらいは最低でも予算に組み込んでくといいのでは? といつもお伝えさせていただいています。 宅地にする広さを60坪にするのなら 最低でも300万円ぐらい、 宅地にする広さを70坪にするのなら 最低でも350万円ぐらい、という感じですね。 (ここから大幅に予算が狂うとしたら 水道が前面道路に通ってない場合です。 だとしたら+100万円は必要かもしれません) 思っていたよりも安かったでしょうか? あるいは、逆に高かったでしょうか? いずれにせよ、こっちの方が土地を買うよりも 断然予算が抑えられそうなのだとしたら、 この選択肢を現実的に考えていただいても いいんじゃないかと思っている次第です。 もっとも、安いからといって土地面積を広げ過ぎると、 外構工事に余分なコストがかかるし、 今後払い続けることになる固定資産税も高くなってしまうので、 面積の加減をよく考えないといけないんですけどね。 というわけで、ざっとした説明ですが 家づくりをする上でこの選択肢も考えられるとしたら 今回の記事を参考にしてみてください。 それでは、、、 -
子育て世代の強い味方
お年寄りになるとフローリングで仕上げた洋室よりも タタミで仕上げた和室の方が良いんじゃないかと ついつい考えてしまいますが実際はそうではありません。 年をとると足や腰になんらかの支障が出てきて 屈伸をするのが辛くなるため、 タタミに布団を敷いて寝るよりも ベッドで寝る方が楽だからです。 そして、この観点から考えると 階段も足腰に負担がかかることから 「歳をとったら絶対に平屋がいいよねー」となり もちろんその通りなのですが、 では若いうちは平屋より2階建ての方がいいのかと言うと、 それも決してそういうわけではありません。 若い人たちもいずれは歳をとってお年寄りになるわけですしね。 おはようございます。 相馬です。 では今回は、 若くても2階建てより平屋の方がいい理由について お伝えしていきたいと思います。 リビングが散らかりにくいから 2階建てを基本に考えてしまうと 子ども部屋や寝室を2階につくることになるのですが、 子どもたちは親のそばでずっと居るし、 いちいち自分の部屋まで片付けに行くのが面倒なので、 いつも使うものの定位置がリビング付近になってしまいます。 また、寝室を2階につくるとセットであることが多い ウォークインクローゼットも2階につくることになるのですが、 いつも着る服をいちいち上まで持ち運ぶのも面倒なので、 これまたリビング付近がそれらの定位置になってしまいます。 結果、コストを抑えるために収納を削ってしまうと、 リビングが常時散らかった状態になるし、 それを防止するために収納や余分な部屋をつくるとなると、 大幅に建築コストが上がってしまいます。 他方、平屋にすれば全ての収納と部屋が リビングから移動しやすいところに配置されることになるので、 おもちゃや衣類を片付けるのが 2階建てに比べて面倒じゃなくなります。 その上、余分な収納や部屋をつくる必要もなくなるので、 その分コストが抑えられますしね。 家事の手間が減るから そして平屋のもう1つの良さが家事の手間が減ることです。 例えば、洗濯動線。 洗濯物を干しに行くにしても洗濯物を片付けに行くにしても 水平移動だけで済むため、 上下を移動するよりもずいぶんと時短になるでしょうし、 毎日のこの負担が減るだけでも 気持ち的にもずいぶんと楽になるのではないでしょうか。 片付けに関しては先程お伝えした通りです。 子どもたちやご主人がそれなりにキッチリ片付けてくれれば、 奥さんの負担はきっと大なり小なり減ることでしょう。 掃除に関しても、ワンフロアだけで済むことから あなたが仕事に行っている時間帯に お掃除ロボットを動かしておくだけで、 床掃除の手間がずいぶん減るのは明らかな事実ではないでしょうか。 そんなわけで平屋は 家事・育児・仕事を同時にこなす超絶忙しい奥さんとって 強力な味方となるわけです。 コストが抑えられるから 「平屋は2階建てよりも建築費が高い」 というイメージがあると思いますが、 これは建て方次第でどうとでもなります。 要は、先程も少し触れたように2階建てに比べて 保険的な意味合いの部屋や収納をつくる必要がなくなるので、 そこさえ理解しておけば 決して建築費そのものも高くなることはないというわけですね。 平屋にすれば階段もなくなるし、 廊下の面積も2階建てに比べて圧縮することが出来ますしね。 また、平屋にすれば耐震性が高くなることから 制震ダンパの設置が必要なくなること、 平屋にすれば体積が小さくなるし 上下階に温度差が出来なくなることから、 空調システムなどに余分なコストをかける必要がなくなること、 これらも平屋のいいところだと思います。 空調システムは2階建ての家にとって 快適に暮らすための素晴らしいツールではありますが、 電化製品であるが故に エコキュートや冷蔵庫同様にそのうち壊れる時が訪れて、 とんでもないメンテコストがのしかかってくることになるでしょうしね。 以上のような理由から弊社では、 たとえ年齢が若くとも平屋をオススメしているというわけですね。 間取りのつくり方次第で、 土地のコストや外構もコストだって 2階建てに比べて抑えることも出来ますしね。 というわけで、 これから家を建てる方はぜひこの記事も参考にしながら 家づくりの計画を立てていただけたらと思います。 それでは、、、 -
変化する経済事情
激化する米中対立によって 今後、日本経済は良くなるのではないかと言われ始めています。 実際、日経平均株価はバブル以降で最高値を更新し、 その勢いは衰えるどころかまだまだ上昇しそうだし、 AIの発達に伴い今後ますます需要が増えるであろう 半導体の製造工場も中国の侵攻が危ぶまれる台湾から 日本へと急ピッチで移っていっているので、 これも日本経済にとってはかなりな追い風となるでしょうしね。 そんなわけで 「失われた30年」と呼ばれ続けたこれまでとは変わって、 これから日本は景気が良くなる可能性が上がりつつあるのではないか? と考えている今日この頃です。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、この状況を踏まえた上で これから家を建てる方は住宅ローンをどう考えればいいのか? についてお伝えしていきたいと思います。 価値観の転換 日本経済は、バブル崩壊以降 約30年あまり低空飛行を続けてきたため、 今後も経済は良くならず、 結果、金利の上昇もまずないだろうと巷では言われているし、 円安の影響による物価上昇のせいで 目先の生活は苦しくなっているのに対し、 所得は全くと言っていい程上がっていないため 経済が良くなりそうなイメージなんか全く出来ないと思います。 とはいえ、地政学的な動きに目を向けてみると、 明らかに世界の情勢は確実に変化しつつあるため、 これまでの考え方や価値観を転換するタイミングに 来たんじゃないかと個人的には考えています。 これまでの約30年は、 世界の覇権国である米国の制裁の矛先が日本だったのに対し、 現在はその矛先が中国に移り、 日本はその協力を求められている という状況に変わりつつあるからです。 ゆえ、ここから先は 経済は上向きになる可能性が高まっていることを加味した上で、 住宅ローン商品の選択をした方がいいと考えています。 変化に備える 住宅ローンには「変動型」と「固定型』があり、 低空飛行が継続している今の状況では、 金利が割高となる「固定型」よりも 金利が割安な「変動型」を選んだ方が 利息の支払いが少ない可能性が高いため 「変動型」の住宅ローンを選ぶ方が得策だと言われていますが、 その場合でも世界情勢の流れは変わりつつあるので、 いつでも変化に対応出来るようにしておくべきだと思います。 つまり、金利が上がる可能性が徐々に高まってきているため、 そうなった時に備えて計画的に貯蓄をしていくことが大事だ ということです。 貯蓄さえしておけば、 仮に金利が上がり返済負担が大幅に上がることになったとしても 返済負担が上がらないように 繰上げ返済によって元本を減らすことが出来るからです。 また、計画的な貯蓄が難しそうなのであれば、 利息を多く払う可能性は高いものの 固定型の住宅ローンを選んでおくのも 決して悪くない選択肢だと思います。 経済が成長すれば、 変動型の金利が現在の固定型の金利より 高くなる可能性だって充分考えられますからね。 ただし、固定型の住宅ローンを選ぶ場合は、 変動型よりも金利が高いため 返済負担を上げたくない場合は借入額を減らさないといけないし、 さらに固定型の住宅ローンは 変動型よりも初期費用が余分にかかるため さらに土地や家にかけられる予算が減ってしまう というデメリットがあります。 なので、これまでが金利が上がってないから 今後も上がることはないだろうと安易に考えるのではなく、 これらのことを加味した上で どちらの方が自分たちにとって良さそうなのかを ご判断いただければと思います。 それでは、、、 -
資金計画~ステップその3~
資金計画の第1ステップ全体の予算設定が終わったら、 この資金を個別のものに振り分けていくのですが、 この振り分けを行うにあたって知っておいた方がいいことが、 家づくりでは「思いもよらなかった費用が上積みしてかかることがある」 ということです。 例えば、 土地はネット広告に表示されている価格だけを支払えば 手に入れることが出来ると思ってしまいがちですが、 実はそこに表示されていないことがいくつも存在します。 仲介手数料、水道加入金、排水負担金、 登記代(所有権移転&抵当権設定)、境界基礎代金、境界ブロック代金、 そして場合によったら水道引き込み代金といった費用です。 そして、これらには通常100万円前後必要となるし、 水道が引き込まれていない場合 さらに50万円〜100万円ほど追加費用が必要になることがあります。 おはようございます。 相馬です。 また、家の金額にしても建てる方からすると 当たり前にように含まれていると思っているものが 当たり前にように含まれていないことが多々あるので、 この点も注意しておく必要があります。 伝えられた価格や出てきた見積もりは安かったものの、 蓋を開けてみると実は設計費用、照明器具、カーテン費用、 シャッター費用、浄化槽費用、といった工事が含まれていなかったとか、 最低のものでしかみてくれていなかったため、 実際の打ち合わせが始まると追加費用がどんどん計上されていき 当初の計画より遥かに高くなったなんてことがざらにありますからね。 外構工事に関しても、 住宅会社は低めに見積もる傾向があるので この点も気をつけておかないといけないところです。 住宅会社側の視点に立ってみるとお分かりいただけると思いますが、 全体予算が決まっている場合、 外構予算の枠を広げるとその分建築予算が縮まるから、です。 ゆえ、土地、家、外構では こういった落とし穴があるということまで織り込んだ上で 予算の振り分けをしないといけないし、 決めた予算の中からはみ出ないように土地を探し、 家や外構の設計を住宅会社にしてもらわないといけません。 もろもろの経費を把握する では、これらをご理解いただいた上で 予算の振り分けを考えていってもらいたいのですが、 土地、家、外構に予算を振り分ける前に まずは、家づくりに伴って必要となる 様々な経費を算出しないといけません。 ・銀行経費 ・火災保険(地震保険) ・登記代(土地と建物の両方) ・地盤改良費用 ・新居に必要な家具や家電費用 ・引越し費用 ・ネット(テレビ)回線工事 ・雑費(地鎮祭・近所挨拶など) これらの費用ですね。 銀行経費に関しては、 利用する銀行によっても違えば変動か固定かによっても違うし、 あなたの職業によっても違ってくるので、 利用しようと考えている銀行にご確認いただくのがいいと思います。 火災保険に関しても、 年数や補償の範囲、家の構造などによって違ってくるので、 損保会社に知り合いがいらっしゃるなら聞いてみるといいし、 中立的に保険をたくさん扱う保険会社を ネットで調べて聞いてみてもいいと思います。 登記代に関しては、 土地から買って家を建てる場合、 通常、土地の所有権移転登記、建物の表題登記&保存登記、 土地、建物それぞれに抵当権設定登記が必要となってくるのですが、 これらに関してもネットで調べれば目安が出てくるので、 動き出す前に調べておくといいと思います。 この他、地盤改良費用は平屋か2階建かによって異なるし、 改良方法によっても異なるのですが、 平屋の場合は100万円ぐらいを 2階建ての場合は80万円ぐらいを 見込んでおくといいのではないでしょうか。 家具や家電に関しては 家庭によって必要なものが違ってくるので、 ご夫婦で話し合いつつ 家具屋さんや家電量販店などに下見に行っていただければ ある程度予算枠を掴むことが出来るし、 引越し代やネット回線工事に関しては、 それぞれ地域の専門業者に確認いただくと教えていただけると思います。 以上が、いわゆる諸経費と呼ばれる 土地、家、外構以外に必要となるもろもろの経費たちなので、 全体予算が算出出来たら まずは以上の項目を概算で算出していただければと思います。 では次回は、資金計画の最終段階である 土地、家、外構への予算の振り分けについて お伝えしていきたいと思います。 それでは、、、